先日4日間ほど、インターネット不通になってました。
原因は、僕にある。
デスクトップパソコンを模様替えで移動させたんですよ。そのさいに屋内に引き込んでいる光ファイバーケーブルの取り回しを変更した。どうしてもドアを通過させなくちゃいけなくなったんです。
で、光ファイバーをドアのすみっこに通して、ドアを閉めてみた。
その時にやってしまった。光ファイバーを90度曲げちゃったんです。その時に断線した。
一発で屋内のネット接続が全部切れました。あ、やっちゃったなとすぐに気がついた。
すぐプロバイダーに連絡、と思ったけど夜間です。サポートは昼間しかやってない。ってことは早くても連絡は明日、すぐ修理の手配がついても、業者が来るのは3日か4日はかかるだろう。その間ネットできない。家族からもブーブー文句言われてるし。
光ファイバーを、断線した箇所から先をカットし、末端にコネクタを取り付ける。
そうすればすぐネット接続は回復するだろう。
5G回線につながってるスマホだけが僕のネット環境です。
スマホで調べるだけ調べた。
まず道具と材料です。Amazonで全部揃えた。翌日にはみな届いた。
SCコネクタ。光ファイバーの末端処理のコネクタです。

ファイバークリーバー。光ファイバーの先端をきれいに、平滑にカットする道具です。
光ファイバー用の被覆剥がしです。
正直、この段階では光ファイバーの先端加工にこうした専用工具が必要な理由がわかりませんでした。
が、作業を進めるうちにわかりました。カッターやニッパー、通常の電工ペンチではこの作業はできません。不可能です。
加工するのは屋外から屋内へ引き込んである黒いケーブルです。
外見上「二芯」にみえますが、中身はセンターに光ファイバーが一本通っているだけです。二芯に見える部分は補強用のケブラー繊維が通っています。
断線したと思われる箇所から少し外側を、ニッパーでカット。かなり硬い。カッターじゃ刃が立たないでしょう。
被覆剥がし工具で外皮を切ります。ケブラーはすごく固く、簡単には切れません。
剥がす長さは、およそ5~6センチ。長めに切る必要があり、短くしてはいけません。この理由は後で書きます。
すると青い、髪の毛のように細い繊維が中央から出てくる。これが光ファイバーです。
被覆剥がしの細いところでファイバーの青い被覆を剥がす。残す青い被覆の長さは22ミリプラスマイナス5ミリ以内です。
これは電線のように「覆っているだけ」ではなく、強固に張り付いています。だから、剥がすというより削り取る感覚です。
髪の毛より細い透明な光ファイバーです。
ピンボケですが、ファイバーがうまく光っているのであえてこの画像を使います。
まだファイバーには青い繊維が張り付いていますので、クリーニングします。ネットでは無水アルコールと不織布で拭き取れ、とありますが、僕は燃料用アルコールを使いました。キュキュ、と音がするくらい拭き取る。2,3回拭けば十分で、やり過ぎるとファイバーを傷つけたり折ったりします。
先端を整えます。そのためだけに、ファイバークリーバーを買った。
これはカットした先端が平らになっていないとだめだからで、カッターやニッパーで切ってはだめです。
また、ファイバークリーバーの構造上、十分な長さが残っていないと切れません。2ミリだけカットする、とかできないのですよこの道具。ちょっとだけ長さを調整するってことができない。もし数ミリ長いとか短い場合は、一からやり直しです。
透明な光ファイバーが残る長さは12ミリプラスマイナス5ミリ。これは厳密です。しっかり長さを測ってカットする。
正しい長さにカットできたら、SCコネクタに取り付ける。
このとき、非常に重要なのがコネクタ内の切り替えスイッチです。写真では茶色い透明プラスチックの部分がそうです。
僕の買ったコネクタは、開封状態でこのスイッチがON位置になっていたので相当とまどった。これに気が付かなかった。
このコネクタ内のスイッチは、OFF状態=先端から下がって後ろにズレた状態 になっていないとファイバーが刺さらない。
しっかりファイバーが刺さって、ちょっとファイバーがたわむくらいになったら(ここ重要)コネクタ後端の蓋を閉め、ネジを締め込み、そうしてからこのスイッチをON状態=先端方向へずらす にします。
このことに長らく気が付かなくて、カットの失敗やら合わせると10回以上失敗しやり直した。
うまく組み上がっているように見えて、回線が通らない。なぜだろう?と首をひねること1時間。
コネクタ内のスイッチはOFF状態でファイバーをさしこみ、ON状態へずらして使用状態にする。これがポイントです。それから青いカバーを差し込みます。
回線が復活したときは声を上げて喜びましたよ。
何事も経験、ノウハウの積み上げ。ネットだけじゃわからない、色々なノウハウがあるものなんですねえ。
材料費などで6000円くらいかかりましたが、業者に来てもらったら2万位かかりますからね。ひとつ賢くなったし、DIYは達成感も含めて楽しいものです。