僕が一台目のディフェンダーを買った頃は、まだこの車珍しかったんですよね。神奈川でも一月に一台見かけるかどうか、ってくらいでした。
が、やっぱり人気車種になって、この頃はちっとも珍しくない。少し走ればよく見かける。供給体制が整ってきたおかげなのですが、これはこれでちょっと残念な気になりますねえw
夏の間あまり車バイクともに乗らないというのは例年のことです。秋になってやっと僕のエンジンがかかり、11月の旅行でディフェンダーの走行距離は5000kmを越えた。マニュアルに記載されてるこの車の慣らし期間は3000kmですので、まあ慣らしがおわったというところです。
基本的には前と全く同じ車です。そう大きな変化があるものじゃない。
ですが、乗った瞬間オッと思うくらいの変化はあった。
最初に書いておきますと、マイチェン前と現行とでは、絶対に現行モデル=ディーゼル3.5Lエンジン をオススメする。
まずエンジンパワーです。
排気量が3000ccから3500ccへ大きくなった。モーター込みの最大出力が250から300馬力へ増えている。
これで、全域にわたってパワーアップを果たしています。
(ただし、モーターが動作するのは0km~8kmという超低速域だけです。実際に300馬力出るわけではない)
高速道路での追い越し加速などはもともと十分なパワーがあったのですが、いちばん変化を感じるのがゼロ発進。
旧モデルは軽自動車においていかれるほどもっさり加速だった。それが、普通に加速するようになっています。これはエンジンだけではなく、ミッションのギア比またはプログラムに変更があったのかもしれません。
まあ、「遅い」から「普通」になっただけですのでそう褒められたものじゃないのかもしれませんが、なんせ2.5トンも車重がある。もっと遅くても文句は言えない重量です。
燃費は、若干悪化したような気がする。リッターあたり0.5kmくらい落ちた感じ。
排気量が大きくなったので当然といえば当然ですが、すぐわかるほど悪化はしていません。
一番変わったのがハンドリングです。
旧モデルは重量にたがわぬもっさりハンドリングだった。ワインディングでは遠心力に負けそうになりながらもやっとこ曲がっているという印象が拭えなかった。
それが、「それなりに」俊敏なハンドリングへ変わっているのです。
特にハンドルきりはじめの反応。ワンテンポ遅い反応だったのが、思った通り曲がるようになった。もう山道が苦手という印象はない。もともとガチガチの車体剛性を持っていましたから、素性は良かったはずなんですよね。
じゃあ高速道路での安定性が悪化したのかというとそんなことはない。以前と変わらず、何事にも動じない鉄壁の安定性を誇ります。
静粛性、遮音性も向上しています。
今回オフロードタイプのタイヤをチョイスしたのですが、以前借りたモデルではブロックパターンからくるタイヤノイズが小さく聞こえてきていた。それが、ほとんど聞こえません。非常に静かなので、オプションのメリディアンオーディオの本領を発揮できる。
窓を開けるとタイヤノイズが入ってくるので、やはり車体の遮音性が上がっているのだと思う。
インテリアに話を変えます。
まずオプションのメリディアンオーディオ。とてもワイドレンジで音がいいです。
通常なら、これで文句が出ることはないと思う。
前モデル同様、オーディオをカスタムしたいという気持ちはあることはあるんですが、フロントが3wayになっているのがネックです。バラして配線を見てみないとなんとも言えないが、カーオーディオで3wayスピーカーは数が少ない。もうJBLでは手に入らない。
ノーマル3wayを2wayへ変えることができるのかどうかが問題です。当分の間、オーディオに手を出さないつもりでいますが、冬の間に一回ドア内装をはずして、スピーカーの配線を確認しておきたいな。
大型のセンターディスプレイは鮮明で見やすく、まず文句なし。
最初反応が悪い気がしていましたが、慣れたのか何なのか、気にならなくなった。もう小さいディスプレイには戻れないなあ。
これ、前からあったのか新装備なのかよくわからんのですが、スマート機器との接続にパスコードを要求するようになった。セキュリティ面で向上していますが、まあ多少めんどくさいかな。
しばらく気が付かなかったんですが、ちょっとした改良があった。
運転席の頭上にハンドルが追加されているんです。これ、乗降の際に非常によくつかうハンドルで、今までなかったのが不思議なくらい。
あとここ。
これ、ずーっと気が付かなかった。四国行きの旅行でたまたま手が当たったら、この引き出しが出てきたんです。
もしかすると前のモデルからついていたのかもしれない。いい場所、使いやすいトレーです。
オプション装備ですが、センターコンソールの冷蔵庫はとても便利です。照明がついていて中が見えやすいし、なによりよく冷える。外気温40度の甲府盆地でも、中に入れたペットボトルはしっかり冷えていました。おすすめオプションです。
性能が向上したスマートキーによるコンフォートアクセス。
キーを持って近づくとロックが解除、離れるとロックされる。最初動作不安定と感じたんですが、しばらくたつと安定して動作するようになりました。旧モデルではスマートキーの反応がかなりイマイチだったんですが、大きな改良です。
ようやく念願かなった純正デジタルバックミラーは、その画面の明るさや視界の自然さにはとても満足しています。前の車でつけていた後付デジタルバックミラーは、あまりに広角で、近くの車が遠くに見えるという欠点があった。その調整もできないのが非常に不便でした。
ですが純正デジタルバックミラーは、映り方がほぼアナログミラーと同じように映るので、違和感がない。
ただし、カメラの装着位置が屋根の上です。すごく視点が高い。
だから背の低い普通サイズの車が背後にぴたっとつけられると、屋根しか映らないのです。これは最初戸惑う。バックするときは当てになりません。モニターに映る全周映像を頼りにします。
まとめると、前モデルで不満を感じていた部分が、きれいに消されている。
ほぼ、不満はなくなったと言って過言じゃない。
マイチェン前モデルをお持ちの方で、「出足が遅いな」「曲がらないな」という不満を持っておられる方は、新モデルへの買い替えをおすすめしたい。
なんだかね、もう僕の「旅行用自動車」としてはほぼ理想形になってきたんですよ、この車。雪だろうとスーパー林道のダートだろうと全く問題なく走破できるし、もはや万能自動車といっていいくらいだ。
もう「でっかい」こと以外、不満がなくなった。長く付き合っていける車です。
ですが唯一、僕が年取ってきちゃったんですよねえ。もう今年還暦です。運転技術がこれから向上していくということはないだろう。これからこの大きさの車に乗り続けられるのか、いつまで乗っていられるのか、それだけが不安かな。