ホテルルートインコート千曲更埴で朝5時に起床。朝食は6時半からです。
場所が観光地じゃないからか、客層が職人、サラリーマンが多い感じ。なのでみんな朝早い。
ここのルートインの朝食は、ほかのルートインより充実していたな。メニュー豊富だった。
小さくて部屋数が少ないルートインですが、グッドです。
8時にチェックアウト。僕が出ていく前に、お客はみんな出ちゃった。
雨は上がり、徐々に空が明るくなってきていますが、まだ若干雨が残る。
四阿山(あずまやさん)を左に見ながら、南下していく。
上田市のある盆地へ入りました。
いったん目的地前を通り過ぎ、道の駅あおきに入った。
ここでりんごの傷物を20個くらい買い込んでおきました。
最初の目的地、大法寺へ。
奥へ歩いていくと、 三重塔が見えてきた。
大法寺は、奈良時代701年ごろの創建とされています。開基は藤原鎌足の子・定恵(じょうえ)。奈良県の談山神社の開基と同じ人とされてますが、どうもこれは怪しいらしい。
創建時期はその頃らしいですが、それほど由緒ある創建由来でもないらしいのです。
田舎の山の中の寺ですが、奈良時代創建の寺というのは長野県にそれほど多くない。
地元の武士などによって保護され、尊崇を受けてきた。特に鎌倉時代に大きく発展し、そのころ数多くの建物が作られた。
この三重塔、国宝です。
修繕工事の際に墨書が見つかり、正慶2年(1333年)の建築とわかった。
長野県にいくつかある、鎌倉時代の建築物の一つで、最古ではありませんがほぼ同クラス。
ちいさい三重塔ですが、重厚な外観です。
次にやってきたのは、別所温泉。だが、温泉に入りに来たわけじゃない。
温泉街の入口で警備員に駐車場へ入れられたが、まだ何百mかあるぞ?
ぞろぞろと人が歩いています。みな僕と同じ目的地か?すごい人気だな、と思ったら違った。
人の波は北向観音という門へ入っていく。ポスターが貼ってあったので見てみると、今日は北向観音のご開帳だという。しらんな……北向観音。
どうやら、平安時代創建の古い寺ですが、なんどか焼けて今あるのは江戸時代後期の新しい建物。秘仏の観音像もおなじくです。「北向」とつくのは通常寺は西か南向きなので、珍しいんですな。新しい建物と仏像なのにこんなに人が来てるのは、この寺は有名な善光寺とワンセットなんだそうです。どちらか片方だけしか参拝しないのは、「片参り」になってしまうとか。
まあ、新しい建物なので素通りです。
ちょっと登って、安楽寺にやってきました。
ここは天平のころ、行基による創建という伝説ですが、これはやや怪しいようです。
はっきりと史料に出てくるのは鎌倉時代、樵谷惟仙(しょうこくいせん)という禅僧による開山と言われる。
有名な蘭渓道隆と同時期の臨済宗の僧です。
この八角三重塔は、国宝です。
八角形の塔はかつてはいくつかあったようですが、現存する古い八角の塔はここだけ、唯一のものです。
この塔の建築年代は長らく謎とされ、いろいろな説があったのですが、木材の年輪年代法による測定ではっきりした。正應2年(1289年)の木材が使用されている事がわかり、そのころの建築であることが確定した。先に訪問した大法寺三重塔が1333年ですから若干古い。
長野県最古の建築群のひとつ、そして日本最古の禅宗様式の建築です。
すごく珍しい姿ですなあ。これは素晴らしい。