再び移動開始。
高速みたいな一般道を30分ほど走り、プロバンへ。
14時にプロバンの街の外にある、公共駐車場へ車を入れて歩きはじめます。
10分ほど歩くと、この城門。
ここプロバンの街は、城塞都市なんです。
外側を城壁がぐるっと取り囲む。
そして門の中に入るとそこは中世でした。
ううーん、すごいな。
15世紀の街並みがそのままで、なおかつ今も使われている。
もとは5世紀、ローマ軍の要塞がここに築かれたのが始まりです。
中世どころか古代からあった都市。
このセザールの塔は12世紀に作られたもの。
いわゆるドンジョンというものです。
この教会は、サン・クロワ(聖十字)教会。すごく古い外観です。
シャルル7世とジャンヌダルクがそろってここに来て、礼拝したとか。
二日続けてジャンヌダルクゆかりの地に来てしまった。
とにかく古くロマンチックな街。
歩いているだけでもう、中世にタイムスリップですよ。車や現代的な物があるのがかえって違和感あるくらい。
15時が近い。
そろそろホテルへ戻る時間ですが、先に食料を調達したい。
もうカルフールは飽きたんだよなあ。そこでフランスの他のスーパーチェーン、フランプリやモノプリを検索してみました。
帰り道にモノプリがあるからそこへ寄ろう。
が、モノプリの駐車場に車を入れて、店内に入ってびっくり。
ここは衣料品店だ。
カルフールもそうですが、フランスのスーパーチェーンって手広くやってるんですよ。食料品だけじゃなくて、ガソリンスタンドとかも経営してる。名前で検索すると区別なくヒットしてしまうので、こうして衣料品店に来てしまった。
じゃあ、近くのフランプリに行ってみよう。
到着すると、よかった、ここは食料品店です。
しかしですね、フランスのスーパー全般に言えるんですけど、いわゆる弁当とか惣菜とかまったく売ってません。惣菜パンとか菓子パンとか、サンドイッチとかもまったくない。惣菜は、冷凍のみです。
要するに、「食材」を売ってるんであって、食品全般を扱ってるんじゃない。
そしてもう一つ、商品棚にびっしりものが並んでるんですが、よくみると種類が少ない。
フランスパンなら二種類くらい、ヨーグルトなら三種類くらい、飴とかガムも二、三種類しかない。ジュース類はコーラ、ペプシ、そしてフルーツ系がシュイップスかオアシスしかない。栄養ドリンク系はレッドブルとモンスターしかない。
多種類展開してるのがワインくらいで、バリエーションが少ないのです。
これはアメリカとかもそうらしいですね。カルフールもフランプリも大した差はなかったな。
日本のスーパーと比べて、「すぐ食える」ものがほとんどないし、選ぶ楽しみも少ないのです。食材持って帰って自宅で作れ、ってスタンスです。
さて、まあなんとか食うものを仕入れ、ホテルまで25分ほど。
今日も一回も道を間違えませんでしたよ。やっとフランスの道に慣れたってことでしょうか。
長かったようなフランス旅行も明日を残すのみ。
そして最大のイベント、ベルサイユ宮殿見学です。今度こそ入れますように。