30分ほど走り、アゼ・ル・リドー城へ。
ここは近世的な、新しく綺麗なお城。16世紀に作られたお城です。
城というより、城館ですね。メルヘンな雰囲気がこれまた素晴らしい。
この後もお城でベッドをよく見ることになるんですが、古いベッドって小さいんですよ。僕が寝るのにも不足するサイズで、今はでっかいヨーロッパ人も昔は小さかったのかね?とか思ってました。
あとで調べたんですが、これは僕が考えた通り、18世紀のフランス人は今より小さかったのも一つあるらしいのですが、キリスト教的な考えで、完全に横たわって寝てしまうのは、「死」を連想させてよろしくない、という考えがあったようなのです。要は縁起担いでるんです。だから、上半身起こして座って寝るというのが当時の風習。
また、暖房が効かず寒いので、四方のカーテンを締め切って寝る。夏場は虫よけとしてやっぱり締め切って寝る。丸まって寝ていたことも多いらしいんです。
ここは屋根裏部屋。
石造りの城でも屋根は木造なんです。
どこの城でも肖像画がいっぱい飾ってあるんですけど、ここの肖像画は不気味なものがたくさんある。
方法は色々ですが、顔を隠した、覆った肖像画が多いのです。なんだろうこれ。
あとで調べると、これはこのお城で企画展をやってたんですね。
アナモルフォーズ(変形肖像画)と呼ばれるものです。寓意のマスクとも呼ばれた。
リボンで隠してるものもあれば、ヒゲでかくしたもの、髪の毛でかくしたもの、服でかくしたもの……不気味です。
リボンは純潔の象徴、ヒゲは男らしさの象徴。
顔を隠すのは、「個人」を消し、「地位や身分」を強く押し出す、という意味らしい。
こうした変形肖像画は、このお城のコレクションだそうな。
運良く特別展示にあたったわけです。
不気味な内装の肖像画とは打って変わり、外に出ると明るく美しい庭園です。
I日にいくつも城を回っていると、お腹いっぱいになりますw