ディフェンダーと800DE、両方でiPhoneのcar play機能を使ったナビゲーションが僕のメインになっています。これは全メーカーでも同じ動きが広がっており、社外品のナビは売れなくなっている。アプリで十分という理由もありますが、純正ナビを取り外すということができなくなっているのも大きい。
僕は今まではgooglemap とYahoo!カーナビを使ってきました。
が、どちらもイマイチ。
過去にも書きましたが、まずgooglemapの良さとしては
・あらかじめ登録しておいた地点・施設にダイレクトにルートを引ける。数百ヶ所登録してある行きたい場所に、ぱっと目的地を設定できる。これが最大のgooglemapを使用する理由です。
・食べログと連携しているので、食堂へのルートが簡単に設定できる。
・一番安定感があり、めったとハングアップしない。
逆に言えば、これらの利点がなければ使いたくないくらい、googlemapは使いづらい。
欠点は数多くありますが、主なものを挙げると
・ユーザーサイドでカスタマイズできることが少ない。
・車の画面から見える事、できることが少ない。登録地点が表示されず、地名施設名、道路名なにも表示されないので自分がどこにいるのか把握しにくい。
・渋滞情報はいささか詳細すぎる。普通の信号待ちの車列を渋滞と表示したりするので、誤解を生みがちです。
・ルート設定には問題がある。車が通れない道を通るように指示されたり、変に最短距離を指示されたりとあまり信用できない。
・交差点の自動拡大ができない。
・音声案内が頻繁すぎてうるさい。
・地図の拡大縮小と移動に一手間かかる。画面隅にあるアイコンをタッチしないとプラスマイナスのボタンが出て来ない。これが非常にいやでたまらない。
・車のイグニッションをオフにすると、地図のスケールがデフォルトに戻ってしまう。イグニッションオンのたびに再度縮小操作をしなくてはならないのが非常に面倒。
つぎにYahoo!カーナビなんですが、良いところとしては
・画面の拡大縮小は、最初からプラスマイナスボタンが表示されているので良い。ただ、二本指での拡大縮小はできませんが。
・ルート設定に信頼感があり、常識的ルートを作ってくれる印象がある。自車位置もセンターに来るので見やすい。
・ナビアプリとしては見やすい道路標示。
悪い点としては、
・スマホのアプリ間の連携がほとんどなく、ダイレクトにルートを設定できない。これが非常につらい。一番嫌いな部分です。
・交差点の自動拡大ができない。
・最大の問題は、安定性が低いこと。起動しない、突然のシャットダウンがしばしばある。車でもバイクでも不安定で、どうもカープレイとの相性ではない。
で、これらの欠点が解消されるのを待っていましたが、1年経ってもまったく向上していない。
あきらめて別のアプリを探すことにした。
無料のものでしたらすでに入っているYahoo!カーナビが筆頭ですが、有料アプリだと ゼンリン、ナビタイム、そしてcocchiの3つがまず候補に上がってきた。
その中で選んだのが、パイオニアの開発したナビアプリ、cocchi です。
パイオニアといえばカロッツェリアのカーナビ。ぼくはカロッツェリアナビを20年くらい愛用してきた。一番信頼するカーナビでした。文字通り、カーライフを共に過ごしてきた旅の相棒でした。
これなら行けそうだ。メーカー実績への信頼感で選んだ。
最大のポイントは、googlemapとの連携です。googlemapからcocchiへ目的地を直接転送できるのです。これが非常に重要で、決め手だった。
この機能がなければ、正直純正ナビを使っていれば良いのです。欲を言うならgooglemapから純正ナビへ目的地を転送できればベストなんだが。
月350円の有料アプリですが、信頼に耐えるアプリであれば安い。googlemapを使い続けるストレスを考えたら……そう思ってインストールを決めた。ただちょっと言いたいのは、名称ですね。cocchi(コッチ)というのは全く馴染みがないし、カロッツェリアナビの知名度を考えたら、カロッツェリアの名を冠したほうが良かったのでは?見つけるのに時間がかかった理由もこれです。
ディフェンダーと800DEでのべ数日間走った第一印象。
マップの拡大縮小は、画面上のプラスマイナスアイコンを押せばいい。これは非常にグッド。
マップの移動も指先でドラッグすれば済む。
行き先の設定は、googlemapに登録してある地点から直接地点データをcocchiへ転送できる。これも大変良い。
この3点はgooglemapとYahooカーナビでの最大の不満点でしたので、これらが解決されているだけで高得点間違いなし。以前はアプリの動作が重かったというレビューがありますが、現状それはほとんど感じない。
作られるルートは、たいへん常識的です。「おすすめ」ルート、「広い道優先」ルートと「早さ優先」ルートの3種類。いまのところおすすめルートをメインに使っていますが、特に目立った不満はないな。まだこの点ははっきりとは言えない。
あと、割と深刻な問題点としてはバックグラウンドでの使用中であっても、バッテリー消費が激しい。iPhoneで調べると、58%ものバッテリー使用率です。新品のiPhoneの場合、朝6時から使い始めたとして、17時までバッテリーが持ちません。走行中の充電用意が絶対必要。
重要な、マップの表示はとても気に入りました。カロッツェリアナビの伝統を受け継いでおり、見やすくわかりやすい。周辺施設の名称や住所もつかみやすい。
走行軌跡が表示されるのも大変良い。ただ、白い四角い点で表示されるんですが、やや四角がでかすぎるかな。もうちょっと控えめでも良い。
最近のアップデートでcarplay画面での交差点自動拡大も備わった。
音声案内は、三段階で調節できます。少なめ、にセットして走ってみましたけど、それでもまだ多いなあと感じる。
気に入らないならオフにしてしまえばよい。
気になる点もある。音声案内に限ったことですが、「右」へ曲がるべきところを何故か「左」ということが時々ある。右と左をいい間違えるという人間みたいな誤作動、何度か騙されました。音声が聞こえなければ引っかからないので、オフにしてしまうのも手かもしれない。
まずは使えるアプリです。
これだけ使いやすければ、もうgooglemapのナビやYahooカーナビに戻ることは難しいでしょう。有料アプリとはいえ、当分の間これを使い続けようと思います。
ところで余談ですが、欧州で自動車産業はタッチパネル採用をやめて物理ボタンに戻すべき、という提言が行われました。ユーロNCAP(European New Car Assessment Programme、ヨーロッパ新車アセスメントプログラム)が、タッチパネル式の操作は自動車には向いておらず、物理スイッチへ戻せ、と勧告したのです。
https://gigazine.net/news/20240307-euro-ncap-physical-controls/
まあ、僕がかねがね書いてきたことですよね、これは。
誰がどう考えたってそうです。
欧米特にドイツ人や北欧人ってのは一旦こうと思い込んだら一直線、立ち止まって考えることもなく突き進む性質を持っており、全EV化が挫折したのと同じような経緯です。
ちょっと考えれば、ちょっと周りを見渡せばわかる簡単なことが分からなくなるらしい。
一方日本人は新しいテクノロジーに懐疑的、否定的で新しいものぎらいの傾向があり、それで技術的革新が進まない、というのが今回だけはプラスに動いたかな。
問題は、僕のディフェンダーです。おおくの操作がタッチパネルなんです。
これはおそらく後で物理スイッチにしろといっても多分できない。この車に10年乗るとしたら、10年後も僕はタッチパネルに付き合わなくちゃならない。
これは深刻な問題です、僕にとっては。