知床峠へ登っていく。まだまだ残雪が多い。ほんの一週間前に冬季通行止め解除されたばかりです。
羅臼岳が迫って来ます。
知床峠駐車場は車でいっぱいです。
羅臼岳の眺めが雄大だ。天気もいいし、最高です。
というか、晴れた日にここへ来たのは初めてだな。
峠を下り、羅臼の町へ。
そして今回、知床でも始めていくところへ向かう。車道で行けるだけ行き、行き止まりまで走る。その近くにある温泉へも入っていこう。
知床の最北の行き止まりって言ったら、誰も住んでないのではないかと思ってましたが……
意外に人家が多いな。
道端に滝があった。セセキの滝という滝ですね。
はい、ここが車で行ける行き止まりです。
それでもまだ家が立ってるもんだな。
人馴れしたキタキツネが人に餌もらってました。
そのすぐ脇に「えさやり禁止」の看板立ってますが……どうもキタキツネにとっては餌もらいスポットになってる場所なんだろうな。人慣れしたキツネは道路に出てきてしまい、交通事故にあう。
とはいえ、餌やってる人は全員外国人。日本語の看板だけじゃダメみたいですね。
さて温泉……と思ってひとつめの相泊温泉にきたんですけど……
どこに温泉が??
湯船らしきものが全く見当たらない……もしかして海没してるのか?
こりゃだめだ、次へ行こう。
海を見ると、白い山々が見える。
あの方向に陸地がある??どの山だろう?とおもってグーグルマップを見てみたら……
あれは北方領土だ! 長大な国後島が見えているんです。近いなー。生きてるうちにあそこへ行ける日が来るといいな。
温泉もうひとつ。瀬石(セセキ)温泉に到着。
今度は湯船があるぞ……
だがどう見ても海の中だ……湯気も出てないし、ありゃ入れる状態じゃない。湯船に手をひたすと、ほぼ水でした。
丸出しの露天風呂に備えて海パンも持ってきたのに……無駄になってしまった。
知床半島をあとにします。20数年ぶりの訪問、記憶も薄れてきたところでしたが、いいところだと再確認した。
さて、温泉に入りたいし、見たい景色もある。夕暮れも迫る。
ルート設定が難しいところです。
まず野付半島へ。
ここもまた、20数年ぶりです。
両側が海、という独特の景色の道。
ナラワラに到着。
野付半島というと塩害で立ち枯れた木々が有名ですが、20数年前は立枯れの木がかなり少なくなって、見ごたえが少なくなってきていたんです。
が、再び来てみると立枯れがかなり増えており、景色が復活しつつある。
さらに先へ進む。
車で行ける最後の到達点まで来ました。
このなんとも言えぬ荒涼とした景色は独特のものです。
日没が近い。
この近くならマストと言える絶景スポットがある。
開陽台に向かおう。
道東の直線道路をつなぎつつ走ります。
この光景もまた、北海道のハイライトです。
日没数十分前、開陽台に到着しました。
バイクツーリングキャンプの人たちもけっこういますな。
この季節、まだ夜は気温が一桁になる。見かけたライダーたちはいずれも冬装備でした。
セイコーマートで買ったおにぎりを食いながら日没を待つ。
雄阿寒岳、雌阿寒岳の山々の向こうに日が沈んでいきました。
中標津保養所温泉にて入浴。
この周辺あまり温泉がないので、貴重な日帰り温泉です。
20時過ぎ、根室市郊外の道の駅スワン44ねむろに到着。
そこで車中泊となりました。
走行距離は560km燃費は 15.0km/Lでした。