さていよいよ実際のコーディング作業を開始します。
実際の作業手順は
こちらのサイトがとても詳しく、そちらをプリントアウトして進めさせていただいた。
作業の順番は厳密であり、アレンジしてはなりません。順番を入れ替えたり、飛ばしたりは厳禁です。
また、参考サイトは一部手順を省略していたり、アプリケーションのアップデートによって若干変わった部分もあります。
そこは臨機応変に、慎重に。適当に進めるとどうなるかわかりません。わからなくなったらとりあえず中止にしたほうがいい。
特に気をつける点は、
1 ノートパソコンのWi-Fiをオフにしておく。
2 ノートパソコンの不要なアプリケーション(特にネットへ接続を試みるようなもの=dropbox onedrive icloudなど)を切る。
3 十分に充電しておく。
4 車に乗り込む前にE-sysを起動しておくこと。
そして実際に車に乗り込んでからの注意点なんですが、
5 エンジンをかけないこと。具体的には、ブレーキを踏まずにスタートボタン一回押しして電源オン。
6 実際のコーディング作業中、E-sys右側のCode Default Valuesボタンはクリックしては絶対ダメ。データが破損し、動かなくなります!
そしてBMWの特徴というか正直いらない機能なんですが、ブレーキを踏まずにスタートボタンを押して電源オンにすると、15分位で勝手に電源オフになってしまうこと。(ここらへんの条件がかなりややこしいので、取説参照)
データ書き込み中にオフになったら悲惨です。biosアップデート中で電源OFFになったパソコンを思い出してほしい。
つまり、壊れるってことです。
パソコンと車との通信は、時間がかかります。
くるくるマークが出ている時間が長いので、その点も計算に入れないとならない。
だから作業は迅速に。
十分に下調べ、シミュレーション、準備をしてから車に乗り込むこと。
作業時間はたった15分以下です。あっという間です。
実際の作業は、キャプチャ画像などは撮れていません。
だって、大急ぎですから……
今回の変更は、何はともあれ、ナビのスピードロック解除です。
HU_NBT→SPEEDLOCK_X_KMH_MIN デフォルト値:Werte=08 設定値:Werte=FF
HU_NBT→SPEEDLOCK_X_KMH_MAX デフォルト値:Werte=0A 設定値:Werte=FF
この2つの項目を上書きしました。
この項目変更だけで時間ギリギリ。
車の電源が切れてしまう寸前でした。危ない危ない。
なので、複数項目いじりたいとしても、いっぺんにやろうと思わないほうがいいでしょうね。
トラブルが起きた場合、原因がわからなくなりますしね。
すぐに試走します。
走行中にナビをいじれるか、テストしました。
やった!!!
作業成功です!!!
いやー緊張した。心臓が口から出てきそうでしたよ。
うまくいってよかったあ。
あといくつか、試したい項目があるので、それも変更しましょう……