青木ヶ原樹海をハイキング その3

昨日の台風、西日本各地にかなり被害が出てしまいました。
昼間に上陸したこともあり、すさまじい強風の被害の動画が出回り、本当に驚いた。
自動車がコロコロひっくり返ってしまうなんて……

で、僕はといいますと、神奈川県は風雨ともに大したことなかったのに、帰宅の電車が止まり、30分の道のりに2時間かかった。
電車に閉じ込められた僕は、尻は痛いわ腹はへるわで、もうすっかりくたくたになってしまいました。また電車が嫌いになりそう……
さらに、帰宅したら買って半年の車のカバーがビリビリに裂けていて、さらにがっくり。安いものじゃないのになあ。



さて、青木ヶ原樹海……本当に暗く、深い森です。
なによりも地面に溶岩がゴロゴロして、非常に歩きにくいと予想できる。大小の穴が無数に口を開け、落ちればケガをする。
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青木ヶ原樹海というと、太古の昔から続く原生林と一般に思われてるところがありますけど、実は結構新しいのです。
平安時代中頃、864年に富士山北のふもとから大噴火(貞観噴火)。溶岩が空高く吹き上がり、本栖湖、西湖へ向かって溶岩が流れ出した。その火口は、現在長尾山と呼ばれる低い丘です。大噴火だったのに火口が小さいのは、「割れ目噴火」だったから。長い割れ目がパックリと開き、そこから溶岩があふれ出したんですね。

その60年ほど前にも富士山は東側中腹で噴火があり(延暦噴火)、大量の火山灰を降らせました。が、今回の噴火ははるかに規模が大きく、溶岩が北西へ向かって流れ出し、本栖湖、精進湖、西湖を埋めていった。湖が沸騰し、魚が死滅したと史料にある。

噴火が収まって溶岩が冷えて固まり、草が生え始めるまで数十年はかかるでしょうし、木が生えて伸び、森ができるまでは更に何百年かかかるでしょう。
鎌倉時代や室町時代の人々が見ていた青木ヶ原樹海は、「樹海」ではなくてただの「青木ヶ原」=草原だったのでしょう。




林道と交差します。
この道を右に折れて真っ直ぐ行くと、吉田口五合目をへて富士山頂です。
が、今日はまっすぐ突っ切る。
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延々と、文字通り全く景色が変わらない。
暗い森の中をてくてく歩く。
背中の大荷物?がマジできつくなってきたぞ……腹一杯になって以来、ぐうぐう寝てます……これじゃ子供の運動にならんじゃないか。
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樹海の怖さって、この景色が変わらない、ってことなのかな?進んでいるという実感がない。
知らない種類の大きな真っ白なきのこが生えていましたが、ほかには全くきのこが見つからない。
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景色が変わらないですねえ……いくらなんでも飽きてくる。
そして背中の重み……ほとんど上り下りのない平坦な道ですが、けっこう疲れてきたぞ。
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鳴沢氷穴に出た。
溶岩でできた空洞内は年間通じて気温が低く、氷が溶けない。なので氷穴。
ですがこの猛暑で氷が溶けてしまい、最近は人工的に氷を作っているらしいですね。夏休み中なので家族連れでいっぱいです。
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鳴沢氷穴からは東海自然歩道を外れます。
林道を歩く。
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鳴沢氷穴などの観光地が近いと、青木ヶ原樹海名物?の看板がちらほら出てきます。
自殺防止を目的にした看板。
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青木ヶ原樹海が自殺の名所なのは有名ですが、これもまたさほど古い歴史があるわけじゃなく、松本清張の小説が元になっていると聞きました。
磁石が狂うとか、一度入ると出られないとかの噂がある樹海ですけど、どれも根拠のないウソ。ただ、自殺者が多いのだけは本当らしいですね。



真夏の富士山がそびえます。
樹海の森はあの中腹までずっと続いている。
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国道に出ました。久しぶりの舗装路です。
あと少しだ。
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あとは国道の舗装路を歩く。
これがねえ……以前も書いたことあると思うんですが、土の道と舗装路じゃ、圧倒的に舗装路のほうが足に来るんですよ。
スネや足の甲が痛みだした。
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やっとゴールの道の駅なるさわが見えた。
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ここまで歩行時間3時間18分、実質3時間で到着です。
人一人背負っているだけに、いつもの倍疲れました……
しかも背中はほとんど寝てるし……

いやー予想外に疲れた。
荷物が重い、ってだけでこれほど違うものか。登山のときも軽量化には細心の注意を払う必要がありますね。

道の駅なるさわ、朝と違って大混雑、お店の棚もからっぽ、野菜もろくに残ってなくて、お土産はナシになってしまいました……朝のうちに確保しておけばよかったなあ。
お盆は過ぎたとはいえ、帰り道はけっこう混んでいて、時間がかかりました。
途中道の駅どうしに立ち寄ったんですが、駐車場いっぱいで入れないという……休憩無しで帰宅でしたよ。


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Commented by うー at 2018-09-06 14:13 x
お疲れ様です。
こちらは台風の被害はほとんどありませんでした。被害に遭われた方に申し訳ないほどです。しかしフェラーリ51台水没とか凄いことになっていますね…。
軽井沢も昔はまっ平らで見渡しが良かったようですが、今は樹木が伸び放題です。台風直撃されたら樹木は倒れて停電被害は必至です。どこもかしこもどうなっちゃうんでしょう?
Commented by punto1150 at 2018-09-06 19:04
うーさん
フェラーリ水没のニュースは先ほど知りました。なんせ、今度は北海道で地震ですからねえ、台風のニュースは埋もれてしまった。
水没車の修理品でいいから、安く売ってくれないかな、フェラーリw

軽井沢もたしか明治以降に開拓され、人が住み始めた場所ですね。植林が始まる前は浅間山の火山灰の土地で、木が伸びなかった。
地震や洪水、土砂崩れの被害って、その多くがかつては人が住んでいなかった(住めなかった)土地に人が住み始めた場所が多い気がします。
機械力を使わないと住めない場所ってのは、それなりの理由があるものです。埋立地も同様です。やっぱり、住んでもいい場所ってのは決まってるものなんですね。
Commented by strandamrand at 2018-09-07 07:47
横浜も相当な潮風が吹きまくりました。湘南は、もっとしょっぱかったのではないでしょうか?家や車、表に置いてあるものは、少し洗おうかな。
フェラーリの浸水、あそこに遊びに行ったことがありますが、関空と言い、六甲と言い、関西の埋立地は大事なものを、低いところにたくさん置いてあって、以前より少々不安を覚えるほどでしたから、なるべくしてなった気もします。
汚い、混んでいる、と、あまり評判の良くない、東京湾岸、横浜港ですが、こと、嵐に対する耐力は侮れません。
・・・・・・・南本牧ふ頭は、少し出っ張っていて心配ですが・・・・・。
北海道の地震、被災された方の安否や今後の生活復興は当然心配ですが、案外たくさんある、サーバ施設が、長期停電で段々にダウンする危険性もはらんでいます。それはそれで、特にお金のやり取りのサーバは、不安です。
断層が無いところでも、震源地になるって、一体ドコに住めば安心なんだろう?この国は・・・・・。
Commented by punto1150 at 2018-09-07 19:20
strandamrandさん
風はありましたね。しかし電車が止まるほどじゃなかったような気がします。春一番のほうがずっと強い風が吹くのに、あっさり電車が止まってしまい、びっくりでしたよ。予想していなかった。

北海道の地震の映像を見ると、液状化は怖いですね。軟弱な地盤の上に土盛りをして宅地造成するとああなってしまう。
危険な土地を買ってしまわないようにするには、古い地図を見るのが一番だと思います。昭和のはじめあたりに田んぼや湿地、池だったような土地は危険ですね。
by punto1150 | 2018-09-05 19:23 | 登山・ハイキング | Trackback | Comments(4)

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