中国・九州ドライブツーリング 四日目 その2

過去3回九州を訪れていますが、一回も来ていないのが国東半島。
なんとなく、いままで見ずにパスしてしまっていた。
今回はできるだけ見て回ろう。
杵築は予想外に良かったなあ。

次にやってきたのは熊野磨崖仏
国東半島は六郷満山と呼ばれる独特の宗教文化を持った地域として知られています。
なんせ、この狭い半島に最盛期に65、現在でも28もの寺院が密集して存在している。
人口からいったら異常な数です。

しかもその宗教は、仏教と神道が混じり合った神仏習合の色合いを今なお濃く残しています。
明治に始まった廃仏毀釈、神仏分離運動のせいで、全国の無数の寺が破壊され、寺を名乗っていたものも神社へ変わり、神社の中に立っていた仏塔やお堂は破壊されたり取り壊されたりして、今は神社と寺を兼ねたようなものはほとんどない。
(寺の隣に神社があったり、逆のものもあったりするのはその名残です)

ですがここ国東半島は違うんです。
廃仏毀釈の波から自らの宗教文化を守るため、さまざまな手を打った。
仏像を隠したり、名前を変えたりして守ったんですな。仏像を神像だと言いはったり、仏像に改造を加えて神様っぽくしたり、色々工夫した。





熊野磨崖仏の入り口では、杖を貸し出しています。
なんで?と思ったんですが、その理由はやがてわかった。

石垣の段々は、最初建物のあとかなと思っていましたが、どうやら田んぼのあとらしい。棚田だったんです。
d0161702_08493500.jpg
ものすごい急傾斜の石段?ともいえないような道が現れた。
こりゃ杖が必要かなあw 杖借りておけばよかったよ。
d0161702_08502775.jpg

なんでも、伝説によれば鬼が一夜にしてこの石を積み上げたんだそうな。
登山で鍛えた足腰がなければこの石の道はきつかったろうな。


坂を登りきる手前、途中に磨崖仏がありました。
左に不動明王、右に大日如来?といわれる像。
なんと平安時代の作だという。1000年以上前、すごい古さです。
d0161702_08504186.jpg

大日如来のほうは、髪型が違うんじゃないの?とか諸説あって、年代もはっきりわからない。なんかたしかに新しそうに見えるけど。
d0161702_08505697.jpg


さらに石の坂を登ると、神社がある。
神社なのに、お焼香の場が設けられている。
ふもとには寺、仏が岩に刻まれ、そのくせ神社があり、しかも神社で焼香という、ごちゃごちゃ感。
これが神仏習合です。
d0161702_08510696.jpg


帰り道の石段は、いっそう怖い。
滑ったら下まで落ちていきそうだ。
石段というより、ただ単に石を並べただけで乱雑なので、ほんと怖いんですよ。
d0161702_08511539.jpg



国東半島は数多くの寺社が密集し、全部回るのは不可能。
なので半島西側に注目して、そこを重点的に見ることにしました。

このあたりは田染(たしぶ)という土地で、田園風景が広がる。
d0161702_08513009.jpg
こっちは田んぼかと思いきや、麦畑だ。神奈川県の僕から見ると、こういう風景は田んぼと決まっているんですが、このあたり、というか大分県全体にわたって田んぼより麦畑が多いような気がするんですよね。
田んぼと麦畑ってちょっと見分けがつきにくいんですが、この季節に青々と伸びているのは田んぼじゃないですね。貴重な国産小麦だ。
d0161702_08520254.jpg
それに田染(たしぶ)という難読地名。
山陰地方も九州も、ありふれた漢字を使いつつも変わった読み方をする地名が多かったですねえ。
島根で言えばそもそも出雲だって難読だし、大分県では安心院(あじむ)国東(くにさき)千燈(せんど)などなど、ありふれた漢字で読めないという。


まだまだ国東半島巡りは続きます。


トラックバックURL : https://punto1150.exblog.jp/tb/26803284
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by punto1150 | 2018-05-20 08:56 | ツーリング・旅行 | Trackback | Comments(0)

BMW R1150GSとBMW 320dで遊びに行く日記帳です


by punto1150