これは家族連れにもおすすめできる、よいハイキングコース。
なのにまったく誰とも出会いません。静かです。
ん?このぬかるみは?
たぶん、イノシシの泥浴び場、通称ヌタ場でしょう。
体についた虫を落とすのです。
鹿は何頭も見たけど、イノシシも当然いるわけだ。
誰もいない森の中の散歩道を歩いていく。
至福の時間です。本当に良い道だ。
パッと開けた場所に出た。
巨大な岩がそそりたつ。瑞牆山の一部です。
広々とした芝生が広がり、その先にカメラを構えた人たちが一列に並んでいる。
みな、瑞牆山の写真を撮っているのです。
横一列に並んでいるのが日本っぽいですねえ。
植木の周りにこんな謎の物体が吊り下げられていた。
近づくと、プンと臭う。
わかった。
これ、鹿よけだ。鹿の嫌う匂いのする何かをネットに入れて、ぶら下げてあるのです。
みずがき山自然公園の駐車場に到着。
あるきはじめてちょうど5時間。昨晩、今朝と見えなかった瑞牆山がやっと見えた。
といってもこれは山頂ではなく、山頂は右の雲の中です。
朝は僕の車しかいなかった駐車場に、ぎっしり車が並んでいます。
これだけ景色の良い場所なら、こんな山奥にでも大勢来るんですね。
さて、帰りましょう。
いつもならまず温泉、といくところですが、なにしろ腹が減った。
まず食事です。
韮崎のアルプス食堂にやってきました。
ここへ来るのは二度目。
半肉丼とアルプスラーメンを注文。
半肉丼は、甘辛の味付けでうまい!かなりいけますよ。
ラーメンは昔ながらの醤油ラーメン。
これまたさっぱりとした味で美味い。懐かしの味、というラーメンです。
たしか前回来たときも同じもの頼んだと思うのですが、他にも色々メニューにはあるので、試してみたいですね。
結局、温泉には入らずに自宅へ直行してしまいました。
満腹になるとそれだけで満足しちゃうんですよね。
瑞牆山、山頂からの景色、ふもとの紅葉の森、ぼくの登山歴の中でも一二を争う素晴らしい道でした。
ぜひ、また来たい山ですね。