ずっと林道が続いていましたが、途中こんな小さな発電所が2ヶ所あった。
本来林道の目的は、これらの発電所の維持管理のためなんでしょうな。
小さな滝もいくつかあります。
非常に険しい地形で、水に近づけないのですが…
こんな素掘りのトンネルもある。
頻繁に落盤するらしく、注意書きがあちこちにあった。
西丹沢の渓谷はほんとに険しいですなあ。
谷間は急角度のV字型だし、こうした林道がなかったらアクセス出来ない場所です。
数は多くないものの、シャクナゲがあちこちに咲いていた。
新緑も美しいですが、やっぱりこういう色味もほしいものです。
林道もそろそろ行き止まりです。
行き止まりには、ユーシン渓谷の名のもととなった、ユーシンロッジ(休業中)があるはず。
でも、そこまでは行かず、林道終点で河原に降りて、昼飯にしてしまおう。
自宅から持ってきた握り飯と味噌汁を食べ、30分ほど昼休み。
正直言うと、ずっと整った林道歩きで、物足りない。
なんせ、山に登っていない。
地図を見ていると、もう一頑張りすれば登頂できる山もあるのですが……ここはむやみに行かない。
予定通り、引き返そう。
来た道を戻ります。
ダート&舗装路歩きは楽なのじゃないか?と思われる方も多いと思いますが、実は土の登山道のほうが歩くのは楽なのです。
土は、足に加わる衝撃を和らげてくれる。
往路で通った、真っ暗なトンネルを抜ける。ここで道のり半ば。
車止めゲートまで戻ってきた。
ここまで来ればあと3,40分です。
往復4時間半で車のところまで戻れました。
意外に長く歩いたな。特に帰りは長く感じた。
ダート&ターマック歩きは、足裏や足首への負担が大きく、歩行時間の割に疲労感がある。
このユーシン渓谷は有名らしく?ハイカーが大勢歩いていました。
いや、ハイカー姿の人達よりも、普段着姿で犬を連れているような、あるいはバイクのヘルメットをぶら下げているような人たちもけっこういたりして、気軽に楽しめる大自然、といった場所のようですね。
でも、油断大敵。
先に書いたように、ダートや舗装を歩くのは足への負担が大きいし、途中真っ暗闇のトンネルもある。
厚い靴底のシューズと、懐中電灯は必須ですよ。