神奈川県は梅雨まっさかり、ジメジメと雨が降ったりやんだり。
とにかく天候が不安定で予報が当たりにくく、ツーリングも登山も計画が立てにくい。先日もそんな日がありました。
朝、目が覚めると外は晴天。
こりゃ出かけるべ、といそいそと支度。
前回登って途中断念した箱根明神ヶ岳に再チャレンジだ。
登山道具をトップケースに詰め込んで、R1150GSで出発したんですが……
うちから20分くらい走って西の空を見ると……箱根の山が全く見えない。
暗い灰色の雲が箱根をおおっています。
じゃあ、と丹沢方面を見ても、丹沢大山はやっぱり灰色の雲で中腹より上が見えない。
これは雨が降ってるかな……
しばし悩みましたが、Uターンを決めた。ふもとまで行って引き返してられないですからね。
しかし、このままうちに引きこもってしまうのももったいない。
上空は曇り空です。
で、山登りのトレーニングを兼ねて、長距離散歩に出かけてみました。
足元はトレッキングシューズ、せなかにハイドレーション、登山に準じたかっこうです。
自宅からてくてく歩き出すこと1時間、江ノ島に着いた。
なんだ、こんな時間で江ノ島まで来られるんだ。
それにしても江ノ島、すごい人出です。
江ノ島は江戸時代から観光名所ですが、もしかすると歴史上最高の人気が出ているのでは。
僕が子供の頃はここまで人が多い日は正月くらいでしたが、今は普段の土曜日でこんなです。それも、若い人が多い。
よその観光地も山の上も、老人であふれているのに……ここ江ノ島はすごく平均年齢が低い。
若々しい活気にあふれています。
同時に、中国語がすごく聞こえてくるのも気がついた。
10人に一人は中国人、という印象でした。でも、外国人が来て楽しいかな?江ノ島って。
大混雑の江ノ島神社参道をさけて、もうひとつの上り道をあがります。
勝手知ったるものです。
すると、ネコ発見。
このネコはとても人なつこくて、自ら近寄ってきてなでても逃げない。
ずっと登っていきます。
江ノ島の中は基本一本道なので、迷ったりはしません。
ここは二つ山という展望台。
江ノ島は江戸時代以降観光名所になりましたが、それ以前は少数の漁師が住んでいるだけでした。
関東大震災の時に数m隆起し、今の海沿いの岩場が姿を表しましたが、それ以前は四方がガケで、とても険しい場所、そして今のように陸とつながっていません。
そういうところはたいてい、修業の場になりますよね。
江ノ島で修行したと伝えられる著名人には、役小角、空海、円仁、一遍、木喰が挙げられる。ここ二つ山の崖の下の洞窟では、木喰上人がこもって修行したと言われます。
江ノ島の山頂部の平らなところには、江ノ島神社の各宮が点在します。
中津宮には今が盛りのあじさいが咲いていました。
江ノ島の灯台を見上げます。
いまじゃすっかり江ノ島の顔ですけど、僕は昔の灯台の方がよかったなあ。
サムエル・コッキング苑とか横文字名前になる前は、江ノ島植物園って呼んでたんですよ。
でも、今の名に変わって以降、来園者が激増したとか。まあ、植物園ってしょぼい感じしますよねえ。中身は似たようなもんなんですけど。
江の島ヨットハーバーを見下ろします。
多数の小型ヨットが遊弋している光景は、ぼくにとっておなじみのもの。ヨットの教室を開催してるんです。
エンジンのないヨットは、免許こそ不要ですが、操船には高い技術を要求されますから。
昔の東京オリンピックのとき、ここがヨット競技の拠点となることがきまり、建設されたんです。
まわりに広がる平坦地はその時埋め立てられたもの。人工の地形です。江ノ島の平地は、全てこの時作られたものです。
今だったら大騒ぎになるでしょうねえ。すごい自然破壊です。
オリンピックが終わって、一般のヨットハーバーとして使われるようになりました。
高級大型ヨットがずらっと並んでます。
ところで2020年、東京オリンピックが再び開催されます。
すったもんだの末、セーリング(ヨット競技)が再びここ江ノ島で開催されることに決まりました。
まあ、すでにある設備を使ってやろうってことなんでしょうが、今ここに停泊している多数の大型ヨットって、行き先どうするんだろ?
漁船よりでかいし、どの港でも入れるってわけじゃないんだろうなあ。
ふたたびネコに遭遇!
このネコも自ら近寄ってきて、頭をなでさせてくれました。
江ノ島のネコはほんとに人懐っこいですねえ。
江ノ島を後にして、歩いて帰宅。
歩行距離は約10.0km。
歩行時間は2時間半。良いトレーニングになったのではないでしょうか。