零戦が日本に来るらしい


日本人が所有する、飛行可能な唯一の零戦があります。
それを日本へ運び、ふたたび飛ばそう、というプロジェクトです。

すでに募金の目標額を達成し、実現の運びにあるようですので文句をいうのは悪いのですが…



僕は、可動の機械類(飛行機、自動車、オートバイなど)を日本においておくべきじゃないと強く思っています。



四式戦闘機疾風の例を出すまでもなく。
(世界唯一の飛行可能な疾風が、日本に買い取られて嵐山に展示され、すぐダメになってしまったのみならず、展示場所を転々としている)
二式大艇の例もあり。
(飛行可能ではないが、オリジナル塗装のままの保存状態の良い二式大艇が日本へ返却されたのに、雨ざらしでボロボロ。さらに、これまた居場所を転々としている)

もう、疾風なんて飛べる機体は1機だけだったのに!
日本に戻ってこなければ、きっと今でもアメリカの空を飛んでいたでしょう。



日本人は、古い機械を稼動状態のまま保管する、ってことが絶対できない民族なんですよ。クルマやバイクだって、古いものほど高い税金かけちゃえ、全員プリウスに乗ってろ、って政府なんです。それに文句を言う国民でもないんです。
高温多湿と氷点下を短いサイクルで繰り返す気候、雨が多く、日差しが強く、海が近い。台風も地震も多い。
環境的にも無理なんです。
全国無数の博物館にある、大量の機械や民具、どれももう使いものにならないじゃないですか。サビサビじゃないですか。


わずかしかない可動零戦、たまに日本の空を飛ばすくらいなら大丈夫でしょうが、日本人の所有で日本においておくというのは絶対避けたほうがいい。
といってももう決まっちゃったのか……もうこの零戦52型の運命は定まったのでしょうね。残念です。



Commented by きそやん at 2015-02-12 21:11
こんなプロジェクトがあるんですね。知りませんでした。飛んでる零戦、一度見てみたいものです。

ぷんとさんのお嘆き、良くわかります。
高温多湿な気候故、すぐにサビがきますよね。ところが日本人てサビに無頓着な気がします。自宅のフェンスや門扉がサビサビで放置されてたり。
米国では塀などをペンキで塗る光景が映画でも良くでてきますし、工業製品でもサビにはとてもうるさいと感じます。日本人はサビに寛容?麻痺してると思います。

航空行政もこのようなチャレンジャーに対しては恐らく冷たいと思います。米国登録して日本で飛ばすのが手間もお金もかからない気がするのですが・・・・・

とにかく飛んでる零戦、見られればいいな。

Commented by Kachi at 2015-02-13 07:36
確かにおっしゃるとおりですよね。
京都にある梅小路機関車館ですら、動く状態のものは一部だと聞くし、そんな例を挙げるまでもなく、そこらじゅうで朽ちていく古い記念碑的な機会が多いのには心が痛みます。
少なくとも、ちゃんと格納庫で雨ざらしにならないことを祈りましょう。
Kachi//
Commented by ganmodoki at 2015-02-13 08:47
このプロジェクト、今鹿児島にその零戦が置いてあるようで、ずっと気になってFBなどで追いかけていました。
募金も目標額に届いたようでホッとしていた所なんですが...

私は零戦が日本にあるのは良いことだとばかりだと思っていましたが、
プントさんのようなお考えもあるんですね?
なるほどおしゃるとおり、機械を保存する環境としては良くないですね、
鹿屋の二式大艇も塗装はやり直してありますが、中は当時のままとは言えないようです。

できれば末永く飛行可能な状態でいてもらいたいものです。
Commented by punto1150 at 2015-02-13 19:45
きそやんさん
サビに無頓着ってのはわかります。関心が薄いというより、サビをとってもとってもまたさびてくるから、嫌になっちゃうんですよね。

何を隠そう僕もそうでして、バイクや車のサビも最初のうちは頑張って落として塗装するのですが、だんだん嫌になってくる。海が近いからなおさらそうです。

零戦が日本の空で飛ぶのは異論なしなんですが、置いておくってのがダメだと思うんですよ。メンテナンスだってきっとろくにやらないと思う。
たまに来日して、基地祭で飛ぶ零戦を見に行く、ってのがいいと思うんです。
Commented by punto1150 at 2015-02-14 08:55
Kachiさん
過去に日本で、一機でも大戦機をレストアして飛ばした、って実績があるなら文句は言わないんです。

ところが実際は、飛べる疾風を放置して飛べなくしてしまいました。
過去に日本で飛んでいた軍用機で、一機だって稼動状態で保存されてる機体なんてないです。F86セイバーだって、F104だってみなダメにしちゃってます。飛べるセイバーは一機だってないです。
戦車だってそうで、動くティーガーやパンター戦車はヨーロッパにあるけど、97式中戦車は一台だって残っていません。戦後は可動戦車がたくさん残っていて、トラクターとして使われていたんですよ。それらもみなスクラップです。

古い機械を動く状態で維持する、ってことを甘く見てると思うんですよね。買ってそこで終わりじゃないんですよね。
Commented by punto1150 at 2015-02-14 09:05
ganmodokiさん
日本には零戦を返還してもらう権利はあると思うんですが、所有権だけもらって、管理とメンテナンスは欧米人にやってもらうのがいいと思うんですよ。

もし僕に零戦を維持する経済力と場所があれば、人生をかけて守る意義はあると思いますが……

そもそも、募金に頼らないと零戦を飛ばすことすらできないのに、どうやって維持していくんでしょう。
定期的に交換しなければならないパーツをワンオフ製作してくれるところがあるのか。

ピストンリングやベアリングを定期的に入手できるのか、目処はついてるんでしょうか。週に一回エンジンをかける労力を確保してるのか、常勤で零戦の面倒を見る人を雇っているのか。
何ヶ月も倉庫の中で放置していたら、間違いなくエンジンはだめになります。イベントで飛ばす時だけ火を入れるつもりでいたらだめになるに決まってます。

アメリカとイギリスじゃ、百機単位で大戦中の飛行機が稼動状態で残っていて、それを維持してる人たちが何百人といます。
パーツの供給も、そういうニーズがあるから続けられる。日本にはそれがないので、プラグ一本からして入手困難じゃ、この先は見えてます。
by punto1150 | 2015-02-12 19:58 | 日記 | Comments(6)

Vストローム800DEとランドローバーディフェンダーで遊びに行く日記帳です。


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