コスモスの再放送



ちと恥ずかしい言い方をすると、僕にとって「コスモス」は人生を変えたテレビ番組でした。
このテレビ番組と、映画「2001年宇宙の旅」は僕の価値観を決定づけた映像作品です。

言い過ぎか?
でも、放送当時ドハマりした番組であることは間違いないです。

35年も前の番組なんですねえ。当時僕は中学生でした。ベータのビデオデッキに録画して、擦り切れて見られなくなるまで繰り返し見た。関連する本も買いあさりましたし、サントラも買いました。CD化されて買い直しましたし、ヴァンゲリスのCDも集めました。何年か前?DVDボックスが発売されたのを聞きつけ、即座に購入しましたよ。
(35年前の映像ですから、今見ると荒れてますね…)

たぶん、視覚的に「宇宙」とか「相対性理論」とかを表現した最初の番組だったと思います。
東西冷戦まっただ中に作られた番組なので、人類の未来に非常に暗い予感がしていた時代を感じさせる。

特に記憶にあるのが、ブラックホールの二次元的に表現してみせたシーン、ドップラー効果、ヘイケガニ。

そしてセーガン氏が力説する、我々は宇宙という広大な海の岸辺に立っているのだ、という言葉。
我々は宇宙で孤独な存在ではない、というつよいメッセージです。

また、たぶんセーガン氏の愚痴なのでしょうが、科学がいかに宗教に邪魔されてきたか。今も邪魔されているか。

アレクサンドリア図書館のあった4世紀、すでに地球が丸いこと、そしてその直径を測る試みがあったことなどもこの番組で知りました。
※キリスト教徒が図書館を襲うくだりは、映画「アレキサンドリア」に描写されてますね。
キリスト教徒が科学の発展を邪魔しなければ、人類は100年早く月に到達していた、なんて話をどこかで聞いた覚えがある。

セーガン氏のこのメッセージは、映画「コンタクト」にもつよく反映されてますよね。

それから35年、宇宙を探る試みは大きく進歩、発展して、今の目で見るとこの番組で語られていることは少し古いかもしれませんが、セーガン氏のメッセージはまったく色あせていません。
DVDは絶版のようですから、ナショジオチャンネルを視聴できる環境にある方は、是非、ご覧ください。


Commented by Kachi at 2015-01-04 20:18
カール セイガン氏のこのシリーズは、私も浪人中でしたが、この放送があるときは勉強そっちのけで観ていましたね。
宇宙の話から地球の生命の根源の話に至ったときの、有機物から生命体が人造できるか、なんて試みを説明していたときのセイガン氏の蜘蛛を表現するような手と指の動きが今でも思い出されます。

ナショジオでやってるんですか。
観てみよっと。

Kachi//
Commented by punto1150 at 2015-01-05 17:19
Kachiさん
コスモスの再放送とか、面白い番組をやってくれてるナショジオですが、なぜかHDじゃないんですよねえ。そこだけなんとかして欲しいです。
Commented by Ryu at 2015-01-06 11:17
はじめまして
僕も子供の頃コスモスには大きな衝撃を受けました。
再放送やってくれないかなとずっと思ってました。
視聴率は取れないかもしれないけど、こういう番組をTVでもっとやってくれればいいのにと思います。(PCだと家族で見れないので)
Commented by punto1150 at 2015-01-06 19:09
Ryuさん
DVDを買ったりしたので、ほとんどのシーンを覚えてしまうほど見ました。でも、再放送を見ても、いまだに新鮮さとつよいメッセージは色褪せないですね。

宇宙の番組は、日本ならNHKでたまに、海外でもディスカバリー・チャンネルではレギュラーでやってますね。CGの精細さはコスモスの頃よりもはるかに向上していますが、なぜかコスモスを越えるほど強い感動はないんですよねえ。やっぱりカール・セーガンは偉大です。
by punto1150 | 2015-01-04 09:18 | 日記 | Comments(4)

Vストローム800DEとランドローバーディフェンダーで遊びに行く日記帳です。


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