R1150GSのリアデフベアリング交換その他 最終回

土曜日のツーリング記事はあとにして、まずこれを完結させちゃいます。


ジョイントを差し込み、ハンマーで軽く叩いて差し込みます。
スプラインにはカストロールのモリブデンペーストを塗っておく。これもMotorWorksで売っています。
R1150GSのリアデフベアリング交換その他 最終回_d0161702_17453531.jpg


元通りデフを組み付ける。
これが結構大変です。何が大変かって、ジョイントのスプラインがなかなか入って行かない。
ずらして合わせようとすると、ドライブシャフトも一緒に回ってしまうので、うまくいかないのです。気長に根気よく作業するしかない。
スプラインが合った途端、すっと入っていきます。強引にぶっ叩くのは禁止。
R1150GSのリアデフベアリング交換その他 最終回_d0161702_17454282.jpg





ピボットボルトにネジロック剤を塗って、規定トルクで締め付ける。ネジロック剤は、私はロックタイトの中強度を使っています。中身は昔は赤かったんだけど、今は水色なんですよ。使用量は一滴で十分。つけすぎると次外す時が大変です。
重要なパーツです、締付けトルクの管理はきっちりと。右は160Nm、左はインナーが7Nmでロックナットが160Nmです。かなりの大トルクですが、ベースがアルミなのでなめるときはあっさりいくでしょう。カンで締め付けるべきじゃない。
R1150GSのリアデフベアリング交換その他 最終回_d0161702_17454593.jpg


ジョイントカバーの前後、外していた配線を結束バンドで締めて、出来上がり。
ちなみに…結束バンド(=タイラップバンドまたはケーブルタイ)は100円ショップの安物は使っちゃダメ。すぐ切れます。ストレートやアストロのものなら安心。欲を言えば、もっと高級な耐候・耐熱タイプもあります。大中小3サイズ買っとけばたいてい間に合う。

作業は続きます。
ちょっと前に交換した、オルタネーターベルトの張りを調整します。
新品は初期伸びがあり、数百キロ走ったら張りの調整が必要。
実際、ベルトを押してみると取り付け時よりわずかにゆるくなっている。要調整です。
R1150GSのリアデフベアリング交換その他 最終回_d0161702_17455676.jpg


前回気になった、下側のプーリー裏側からのオイルにじみ。
今回は見られないな。たいしたことないのか?
まあ、いずれ交換ですな。
R1150GSのリアデフベアリング交換その他 最終回_d0161702_17455249.jpg


「前回気になった」で思い出したのが、2年ほど前に気がついたリアブレーキマスターシリンダーからのフルードにじみ。ゴムのカバー内で漏れていた。
で、カバーをめくってみたら…
R1150GSのリアデフベアリング交換その他 最終回_d0161702_17455944.jpg


サビで赤く染まった液体が流れ落ちてきた。
漏れてますな、フルードが。ぬるっとしていて、雨水がたまったものじゃない。
これは症状が進行している。早急な修理が必要だ。

調べてみると、リアブレーキマスターシリンダーはオイルシールをパーツで売ってないんですわ。
まるごと交換しかない。
ブレーキ系で交換してないのはここだけです。あとはみなオーバーホール済。
結構値が張るパーツだけど、しょうがないなあ。また海外通販で買わなくては。

さすがに10年超えてくると、痛む箇所が増えてきます。
でも、いっぺんにあちこち替えず、ちょっとずつ交換していけば、財布的にも気持ち的にも安心です。
気になるゴムパーツもまだちょっとあるので、それも一緒に注文かな。
by punto1150 | 2013-03-24 17:48 | BMW R1150GS | Comments(0)

Vストローム800DEとランドローバーディフェンダーで遊びに行く日記帳です。


by punto1150