R1150GSのリアデフベアリング交換 その2

ベアリングの引き抜きを始めます。

一回目、プーラーの爪はローラーベアリングにかかってしまい、まるごと引き抜けない。まず最初にローラーベアリングだけがバラバラになりながら取れてきます。
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デフケース側に残ってしまったアウターレース。
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もう一度、プーラーを取り付ける。
プーラーのボルトをメガネレンチで回すと、レースが抜けてくる。
マニュアルによれば、デフケースを120℃まで加熱せよ、とありますが、加熱しないでも抜けた。
一応、固かった場合に備えてバーナーを用意してありましたが、使いませんでした。
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抜けてきたアウターレース。
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新品のベアリングです。
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裏表があり、文字の打刻がある方が内側に来ます。間違えないように…テーパーローラーベアリングですから、裏表逆にしてはならない。逆にしてしまうと…取り付け時にインナーレースが内側に落ちてしまう。ベアリングは取り外し時に痛みますから、また新しいのを買わなきゃならなくなる。

アウターレースとサイズの合うソケット(この場合24ミリ)をあてがいます。
そして、ハンマーで打ち込んでいく。直接ベアリングを叩いてはダメ。
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斜めになると入らないので、慎重に、水平を見極めながら叩きます。
ぶっ叩く必要はない。コツコツ、と数センチハンマーを動かすだけ。それで入っていきます。下には木の板を敷き、デフケースに傷がつかないように気をつけます。ハンマーの衝撃を吸収する役割もある。

コンコン、がカンカン、に音が変わります。いっぱいに入った。
これで交換完了。
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つづく。
by punto1150 | 2013-03-20 08:26 | BMW R1150GS | Comments(0)

Vストローム800DEとランドローバーディフェンダーで遊びに行く日記帳です。


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