R1150GSのオイルレベルゲージ窓交換 その後
2010年 07月 18日
現状以上にひどくならないよう、手当てしておくことにしました。
まずはオイル漏れの箇所に液体ガスケットを塗りつけて、これ以上オイルが漏れないようにしておきました。一晩たっても、思ったほどオイルは垂れていない。数滴程度、落ちたくらいでしょうか。
昨日取り外した古いゲージ窓、ばらして構造を見てみることにしました。
下の記事で、
>>外側のゴムを切り取って、中のガラスを先に取りはずしてしまえば良かったんじゃないかと。
>>そうすれば内側にドライバを差し入れることができる。
と書いてありますが、それが本当かどうか検証します。
が、カッターでゴムの部分を切ってみたところ、この案はまったく使えないことが判明。
ガラスは金属パーツに縁取りを被われており、ガラスだけ外すなんて無理。
けれども?ガラス?と思っていた透明パーツを指先でたたいてみたら、どうもガラスじゃない。樹脂製のようです。ならば穴あけも可能ではないか。
案の定です。あっさりと穴があいた。柔らかい、樹脂でできています。
いくつかのサイズの穴を開けてみて、棒(ピンポンチ)が通るようになった。
これをテコにすれば、前よりは簡単に引き抜けるようになるかもしれません。
ただし、ドリルの削りかすがクランクケース内側に落ちないよう、細心の注意を払う必要はある。
あとですねえ、新しいパーツがうまく入らなかったわけも分かった。
新しい方が、ほんのわずか、径が大きいんですよ。0.5ミリあるかないか、という差ですが。
それをゴムの弾力性を利用して、無理矢理たたき込まないといけないわけです。
よっぽど慎重に、丁寧に作業しないと入らないわけです。オイルシールには禁じ手でしょうが、何らかの潤滑剤を使わないと入らないかもしれない。
パーツを分解・比較してみて、ようやく判明した事実でした。こういうのは本当、経験が物をいいますね。一回バラせば次が楽になる。次は失敗しないようにしよう。