BMW320dのサービスマニュアルを買いました
2018年 02月 15日
それにしても指定サイクル長いんですね。
これ、本当に守っていたら、人によっては所有している間になんのメンテナンスもしないで売っちゃうこともありそうですね。
Kachi//
こういう整備書は読んでいるだけでも楽しいです。構造もよくわかるし、設計の意図もわかってくる。
それにしても異常に長いメンテナンスサイクルです。ちょっと常識外って感じがする。参考にならないってのは困りものです。
BMWのメンテナンスプログラムに加入した車体だったので、3年間はメンテナンス費用が掛からない?らしいのですが、さてどうしたものかな。ディーラーはマニュアル通りの整備をするだけでしょうしね。
ドイツには21世紀になってから決まった廃油政令という法律があって、廃油の量や処理方法、リサイクルについて厳しい取り決めがあるんですよ。
なのでホイホイ廃油を出すわけにはいかない事情があるんです。
だからメーカーは無茶な交換サイクルを決めているんです。オイルの性能が上がったとかエンジンの精度が良くなったとかの理由じゃなくて、仕方なく廃油の上限を指定してあるだけ。
なのでエンドユーザーとしては自己判断でオイル交換サイクルを決めなくちゃいけない。ディーラーじゃ本国の決まりに従ってるだけなので、当てになりません。
でもオイル交換も自分ではできないユーザーが多い日本では、ディーラーの言うとおりにしておけば良いと思い込んでる人が多いですね。結局は自分の経験で判断するしかないんです。
大丈夫、320dも載っています。北米では、320dを328dという名称で販売しており、同じものです。
この本では、3種類のエンジンについて説明されており、ガソリン4気筒、ガソリン6気筒、ディーゼル4気筒です。ディーゼルエンジンはN47エンジンが該当します。トランスミッションや足回り、その他はみな共通です。
トランスミッションに関しては、脱着方法とATFの交換のみが記載されています。トランスミッションの中身に関しては一切書かれていませんが、これはZFのATは専門の教育を受けた者だけが取り扱える、非常に難しいものだからでしょう。実際、分解する動画を見ましたが、ものすごいパーツ点数で複雑極まるものでした。通常のマニュアルミッションとは全く違います。
ディーラーでも中身は扱えず、ZFのサービス工場へ持っていかないとだめなんだと思います。神奈川県では厚木市にZFがあり、ミッション脱着からやってくれるようですよ。