西穂高岳へ登ってきました その7最終回

超危険な道を乗り越え、西穂山荘まで降りてきました。
ここまでくればちょっと安心しても良いだろう。

だいぶ雲が出てきて、お天気は下り坂です。
おいてあった荷物を取り、ロープウェー駅へあとすこし。

登ってきたときはあんなに急坂だと感じた道なのに、西穂高岳への危険極まる道を踏破した後は、ごくごく普通の、おだやかな登山道に印象が変わった。
ロープウェー駅から西穂山荘までは登ってくる観光客も多く、大勢とすれ違います。
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西穂山荘から1時間、ロープウェー駅に到着!
ここで本当に、ほっと一安心です。
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本日の総行動時間は、5時間40分。
消費カロリーは2900kcal。



首のヘルニアが…とか言ってここに目的地を変更したわけですけど、ここまで危険だったら予定通りの行動でも良かったような?
山から降りてきたとき気が付きましたが、ヘルニアの痛みはどっか行ってしまいました。恐怖がそれを上回ったか。




あれだけ危険な道を歩いてきたのに、意外と疲労度は低い。元気いっぱいです。歩行時間が短いからでしょう。
気温が低いので、汗をあまりかかないですんだのが大きい。

とはいえ、ふもとの車のところに戻ってきたときにまず頭に浮かんだのは、温泉!
手足をフルに使った岩登りは、普段使わない筋肉を使うようで、変なところが痛い。
さいわいここは穂高温泉郷の真っ只中。
温泉探しに不自由しないのです。


一番近くにあった、新穂高温泉の槍見館へ。
500円で温泉に入れる。
そしてこの小さな小屋を指定されたのです。この小屋は脱衣場。風呂は露天風呂でした。
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なんと川べりの露天風呂です。
素晴らしいロケーション。河原の露天風呂は僕の好きな温泉です。
さいしょ混浴と聞いて戸惑いましたが、さいわい客は僕一人。
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ゆったりたっぷり、1時間温泉に浸かりました。
運動の後の露天風呂、最高ですなあ。





時間はすでに14時を過ぎていますが、昼飯にしましょう。
道の駅奥飛騨温泉郷上宝に併設されている食堂、たぬきで鶏ちゃん丼をいただきました。
にんにくと味噌で味付けされた鶏肉がなかなか美味い。ボリュームも満足できる。
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さああとは帰宅するだけ。
往路は下道オンリーでしたが、帰りは高速をフルに使います。
お陰で19時過ぎには帰宅できました。

走行距離は610キロ、平均燃費は15.6km/l。
温泉のお陰で、ほとんど疲れを残さなかった。





さて、大反省会です。
西穂高岳、僕のような素人、一般人は踏み込んではいけない。
10回登って10回とも無事帰ってこられるとは思えない、最高レベルの危険な山でした。
おそらく、もう二度と登ることはありますまい。

僕のような一般人は、普段「死の危険」を感じつつ生きるということはまずない。
バイクが危険ったって、死ぬかもしれないと思いながら走っていることはない。
しかしこの西穂高岳、山頂手前の1時間半は、ずーっと死の危険をピリピリと肌で感じながら進んでいました。帰りも同様。むしろ帰りのほうが怖かった。
ほんの数センチとなりに死の淵が広がっているんです。

一応山岳保険には加入してますけど、そういう問題じゃない。
見栄を張った登山者の感想ではない、しっかりした客観的な情報を事前に調査することの重要性を感じましたねえ。

とはいえ、人生のうちでも滅多とない、濃密な5時間でした。
壮絶な美しい景色。
かつてないほどの集中力。
神の領域にいるような、不思議な高揚感。

一歩一歩に命をかけるような歩行はそうできるものじゃない。
一生で滅多とないような達成感、充足感はああいう道を踏破しないと得られないものでしょうね。
きっと山に取り憑かれる人は、あの達成感が忘れられないのでしょう。



もう一つ、初の山小屋宿泊
意外に清潔だし、食事もまあまあだし、予想よりずっと良かったです。
外よりはるかに温かいしね。あとは風呂があれば完璧。
次は温泉のある小屋に泊まりたいな。

テント泊とどっちがいい?
うーん、一長一短、帯に短したすきに長しってやつですねえ。

就寝スペースは、テントのほうが足伸ばせてゆったり寝られるでしょう。
パーソナルスペースはテントのほうが絶対的です。
しかし、テントを持ってくる手間と重量を考えるとねえ。迷うところです。
ただ、今回のような往復ピストンルートならば、テントを置いていける。
これは大きい。

コミュニケーションが豊かなところは山小屋の長所でしょうね。
外人娘さんと話もできたし、じいさんたちとも話をしました。
こんな出会いを求めるなら、まよわず山小屋泊でしょう。

ずっとテントを担いで歩かなければならないルートだとしたら、山小屋泊まりが楽。
テントや着替えを置いていけるピストンルートなら、テント泊でいいかもしれない。
ケースバイケースってことです。楽な方を選びたい。



あとですねえ、デジカメですよ。
まず滅多と見られない美しい夜空、それを映像に残せなかったくやしさ。
現場で文字通り地団駄踏みました。
昼間の画像はさほど不満はないのですが……
マニュアル撮影モードが無いカメラなので、長時間露光撮影ができない。

じつは自宅にはやや高性能カメラがあったのですが、いかんせんデカイ。
ウエストバックに入れたらそれだけでいっぱいになってしまう。
しかも重い。なおかつ、防水仕様ではない。

どうしたもんかな、といろいろ考えているところです。



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by punto1150 | 2017-10-14 08:02 | 登山・ハイキング | Trackback | Comments(0)

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