西穂高岳へ登ってきました その5

西穂高岳へ向かう登山道。
左右は崖、落っこちたらほぼ死亡です。
先へ進むのが怖くなってきた。
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しかしこの絶景。
あのピークにたどり着かなくては。



こういう登山道は、初体験というわけじゃない。
しかし、こうも長区間、長時間の危険道は初めてだ。

西穂独標がどんどん遠くなる。
こんな道ですよ。
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危険、というレベルじゃない。
道の左右には、まちがいない死が広がっている。
逡巡しつつ歩く。大丈夫だろうか?先に進んでも?



この画像のどこを歩くのか?
見てもわかりませんが、この真中が道なんです。
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岩にしがみついて渡るしかない。
落ちれば確実に死にます。



真面目に検討し始めました。
Uターンすることを。

ですが先をみると、なんだか歩けそうな道が伸びているんですよねえ。
先に進んだ外人カップルがひょいひょい歩いて行くのを見ると、ナニクソと思い始めた。

が、この急角度。
70度くらいだろうか?
ここをのぼればゴールのはずだが。
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しかし登りきってみると、「ピラミッドピーク」という標識があった。
西穂高岳じゃないのかあ……
先を見たら、もっともっと高い山がそびえています。
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こんな道が、安全で楽に見えてくる。
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去年中央アルプスの宝剣岳に登り、あまりの怖さに二度といかぬ、と誓ったわけですが、今日の道は宝剣岳が楽勝コースに感じるほどの恐怖感です。
下調べが甘かった……登山者のブログなどには、見栄なのかどうなのか、さも楽であるかのように書いてあったのですよ。こんなん完全に上級者むけじゃないか。




この真中、岩の割れ目に手足をかけて、よじ登っていく。
どう考えても滑ったら死ぬ。
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集中力を保たねば。急いではダメだ。確実に手足のホールドを確保する。
手袋はかえって危険だ。
慎重に、慎重に。



ほっと、崖がなくなった。
山頂だ!!!
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標識には「西穂高岳 2909m」と書いてある。
ここが目的地なのだ。8時20分、西穂高岳登頂です。


はあああ、と深い溜め息をついて、山頂に座り込みました。
生きて登頂できた……


外人カップルの女の子が話しかけてきて、「Nice View!」

顔をあげると、たしかにナイスビューだ。
先には、尖った槍ヶ岳が。
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この先の道は、ジャンダルム、大キレットなどの日本一の危険地帯が待ち受ける。
毎年死者を出している尾根です。
今日歩いてきた道が危険地帯でないとするなら、どれだけの恐怖の道なのか……考えるだに恐ろしい。絶対に踏み込むまい。

続きます。


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by punto1150 | 2017-10-09 08:17 | 登山・ハイキング | Trackback | Comments(0)

BMW R1150GSとVW GolfGTIで遊びに行く日記帳です


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