ボアアップをおこなってから200kmほど走行しました。
これで慣らし運転は終了としましょう。
実際、エンジンの回転は最初の頃に比べてかなり滑らかに、軽くなっているのを体感する。
慣らしが終わったらエンジンオイル交換。
決まりの作業ですね。
排出されてきたオイルを注意深く見ていましたが、金属粉などは目視できませんでした。
そして、各部の増し締め。
シリンダーヘッドなど、前回手を付けたボルト類を一通り規定トルクで増し締めしました。
さらに、タペットクリアランスの再調整。
ちょっと迷っていましたが、最終減速比を下げることにしました。
現状で16/41を、16/38に下げる。
が!!
リアスプロケットを取り外してびっくり。
今41丁のスプロケットがついているはずなのに、どうも大きさが変わらんなあ?と思っていたら……
39丁のスプロケットがついていたのでした!
せっかく38丁のスプロケットを買ったのに、これじゃ1丁しか落とせないなあ。
うーん、いつ39丁に変えたんだっけ?と思って過去記事を読み直したら、最初から39がついているのです……
ノーマルじゃ41のはずなので、前のオーナーが変えたんだな?
てっきりノーマルのままと思い込み、確認しなかった僕のミス。
たった1丁の変化ではさほど体感はできないかもしれないですが、どうやら最終減速比はこれで限界近くまで下がっているとわかった。これ以上下げるのはどうだろう?
フロント、リアスプロケットを新品へ交換しましたので、1万キロ使われたチェーンも交換します。
DIDのシール無しスタンダードタイプ。
ヤフオクとか見ていると、激安のチェーンがあることはある。500円以下のものがあるのです。
しかし、チェーンは切れたら即、動けなくなる。安物は怖いので、信頼あるメーカーのものにしました。
古いチェーンはクリップではまっているので、はずすのはかんたん。
相当久しぶりに引っ張り出してきたチェーンカッター。
まだちゃんと使えます。これで一コマカット。
新品チェーンに付属していたクリップでつなぎました。
チェーンはすでにオイルが塗られていましたが、さらにチェーンオイルを吹き付けておきました。
さらに、キャブも少しだけいじる。
エアスクリューを1/4締めて、さらに濃くしてみた。
参考キャブセッティング:
メインジェット 85番
ジェットニードル 3段目
スロージェット 変更なし
エアスクリュー 全閉から1回転戻し
早速テスト走行。
インパクトドライバーを買いに、アストロプロダクツへ往復30分ほど走りました。
大して変化しないと思われていた最終減速比ですが、意外に変化を実感できた。
上り坂でのトルクを確保しつつ、発進時もスムーズになった。
これでいいと思う。いったんはこれで決定にしましょう。
そしてキャブセッティング。
これまたOK。
最初感じていた始動性の悪化も、気にならなくなった。
スロットル操作にスムーズに反応します。キャブもこれでOKにしましょう。
次は、箱根が問題なかったこのバイク、さらに急坂に連れて行こうと思います。
目指すは、ヤビツ峠。
おそらく神奈川県で随一の急坂の峠道です。
そこで問題なく登れば完璧ですね。