つぎは強化オイルポンプです。
まずはオリフィス(オイルの通路)を拡大する。
ノーマルは穴の直径が1ミリほど。こんなに細いとは知らなかった。
本当に必要なオイルがこれで供給できるのかなあ?
プラモデルで使ってる2ミリのピンバイスを使って、穴を広げてやりました。
エアを吹き込んで削りカスをしっかり取り去る。
このあと、オイルポンプを外そうとしたのですが……
3本のビスがびくともしない。インパクトドライバーで叩いても動かない。
なんか、古いインパクトドライバーの調子が悪いのですよ。ガタが多くて、うまくビスを回せない。
さきにシリンダーとピストンをやっちゃおう。
ピストンリングをはめて、ピストンを取り付ける。
Cリングの取り付けがちょっと難関ですが、難なく終わりました。
あっちこっちにオイルを塗り、シリンダー、シリンダーヘッドを組み立てる。
タペットクリアランスも調整しています。
いやーこれだけ見ると進んだ気がするな。
ビッグキャブも取り付ける。
これはノーマルと交換するだけなので、ごくかんたんです。
気になるキャブセッティングですが、キャブには最初90番のメインジェットがついていました。
多分これじゃ濃いので、85番に交換してから取り付けた。
さて、先延ばしにしていたオイルポンプの作業に戻る。
画像じゃすでにビスが緩んでいますが、こうなるまでが長かった。
1時間以上、この3本のビスと格闘していました。
インパクトドライバーの調子が悪いし、何しろ固く締まっている。
電動のインパクトドライバーがあれば楽なんだろうなあ。
強化オイルポンプを取り付け、クラッチも元通りに。
紙のガスケットの張り付き方はかなり頑固で、オルファのスクレーパー、オイルストーンで古いガスケットを取り去るのが結構面倒くさくて時間がかかります。
ここで16時を過ぎた。もう薄暗くなってきてしまいました。
インパクトドライバーに手間取り、かなり時間を無駄にした。今日一日で終わらせるのは諦めよう。
クランクケースカバーをもとへ戻したところで本日の作業は終了。
まだ続きます。