リトルカブをボアアップしました その2

バルブスプリングコンプレッサーをつかい、二本のバルブを外しました。
ワコーズのリムーバーを吹き付けておくと、カーボンが溶けて流れ落ちてくる。
非常に強力なクリーナーなので、カーボンが柔らかくなって、あとは真鍮ブラシでこすればすぐきれいになった。こりゃ便利。
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さて、バルブのすり合わせを始めましょう。
タコ棒という工具です。
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まずは中目のバルブコンパウンドを少量つけて、タコ棒を貼り付けて回す……
が、これが意外な盲点でした。
あまりにバルブが小さすぎて、吸盤が吸い付きにくいのですよ。
数回回すと吸盤が外れてしまい、なかなか進まない。
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苦労しながら中目、細目とバルブコンパウンドを変えてすり合わせました。
まあ、これくらいにしておこう。
バルブコンパウンドをきれいにぬぐって、エアで吹いて、清掃しておきます。
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エンジン下のカムチェーンテンショナーボルトを外してカムチェーンのテンションを抜き、カムチェーンローラー固定ボルトをはずす。
そしてシリンダーを叩きながら引っ張り出し、ペーパータオルを詰め込んでゴミよけにします。
いちいち書きませんが、全てのパーツと紙のガスケットが固着して貼り付いています。てこでグイグイやらないと動かない。
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ピストン、シリンダーヘッドの作業を進める前に、クラッチとオイルポンプもやってしまおう。
オイルを抜いてからクランクケースカバーをはずす。
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4本のビスを外して……と書くとかんたんですが、これがまた大変。
ブラスドライバーじゃびくともせず、20年以上使ってなかったインパクトドライバー(ショックドライバー)を引っ張り出しました。
なんでビスを使うのだ……回らないじゃないか。せめて六角レンチとかに置き換えられないかなあ?
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普通のバイクに使われている多板クラッチはとても単純な構造なのですが、この遠心クラッチは初めていじります。
非常に複雑な構造のクラッチで、分解してみても構造がいまいち理解できない。
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右が取り外したクラッチ、左は強化クラッチです。
強化クラッチには、フリクションプレート3枚とスプリング、4本のビスが入っている。
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クラッチの中からはこんなパーツが出てきた。
うーん、構造がよくわからんなあ。
あっちこっちにスプリングが入っていて、すっ飛ばさないように慎重に。
構造がわからないものなので、もとに戻せないと困る。
裏表含めて、何がどうはまっていたのか、デジカメで撮りながらばらしていきました。
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また、分解中に気がついたのですが、かなり強固な、真っ黒い汚れがたまっている場所があった。
「劣化したゴムかな?」と思うくらい、かっちり固着してました。ドライバーの先でこそげ落とす。

ノーマルのクラッチスプリングと強化クラッチのスプリングを比較する。
左がノーマルです。
見ても差がよくわからないですが、指で縮めてみると硬さが違うのわかる。
当然、強化クラッチのほうが固いのです。
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スプリングのテンションがかかっているので、ぐっと押し込みながら、でかいCリングをはめ込む。これでクラッチは完成です。
Cリングがしっかりはまっているか確認。
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まだまだ続きます。



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by punto1150 | 2017-03-24 18:55 | リトルカブ | Trackback | Comments(0)

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