中央アルプス登山 総括と反省会

さて、素晴らしい&苦しい登山でした。
景色の素晴らしさも、疲労の苦しさも過去最大級。
あまりの充足感に、8月いっぱい何もしなかったな……

まず良かったところ。
景色は本当に、最高でした。午前中は晴天が広がり、遠くまで見渡せた。
写真や映像では決してわからない、圧倒的絶景。

登山道は変化に富み、360度どちらを見ても絶景が続き、飽きが来ない。
岩壁の厳しさは、そのまま美しさにつながる。
まさに日本アルプス、という登山でした。

そして意外に、自分でも意外に、元気に歩けました。
へばったのは下りの最後の2~3時間ほど。それ以外の行程は元気だったんですよ?
僕の場合、疲労感は徐々に来るというよりも、ある一定のしきいを超えた途端、ガタッとくるもののようです。これは歳のせいかもしれないですね。





反省点も数多い。

まず装備・持ち物関係。
一泊二日で食料は全部自前、という行程で持って行った食料は
夕食 カップラーメン大 1 コンビニ菓子パン 1。
翌日朝食 コンビニ菓子パン 2 
行動食は除きます。 

これじゃ持って行った食料が少なかった。カップラーメンでは満足感が低いなあ。しかもカップラーメンって、かさばるんですよ。フリーズドライとか、アルファ化米があればなお良かった。
朝食はしょうがないにしても、夕食はさらに検討が必要です。


行動食はさらに課題が多かった。
持って行った2日分の行動食は、
ミニアンパン5個入り えいようかん 5個 カントリーマアム6 塩あめ5 乾燥梅干し5 アミノ酸顆粒3です。

これじゃ少なかったですね……
非常食も予備もなく、全部食べつくしちゃいました。

そして、塩分。
塩分補充に塩あめを持って行ったのですが、生ぬるい。
もっとがっちり塩っ辛いのが必要だ。塩のタブレットなどが良いでしょうね。
普段ならしょっぱくて食えないよ、ってレベルの味でちょうどいい。

えいようかんとアンパンは非常に良かったですね。食べごたえがあり、コンパクトで、腹持ちも良かった。しっとりしているので、食べやすい。

飲水の問題。
今回持って行った水は、飲料水としてハイドレーションに3L 。料理・洗面用としてプラティパスに1L。一日目午後に飲料水を補充、翌日下山途中にまた補充。合計9L の水をほとんど飲み干した。
しかし荷物で何が重たいって、水が一番重いのです。
だから、必要だと言って5リットルも10リットルもかついでいく訳にはいかない。

僕は人よりたくさん水を必要とする体なのは、高校生の時以来変わっていませんので、訓練でなんとかなる問題じゃないようです。



虫の問題。
標高の高い場所にいた、アブとハエは実害はないものの、鬱陶しかった。

そして標高が下がった場所にいた蚊とブヨは、非常に困った。
なんせ、立ち止まると刺されるので止まれない。休めない。
クタクタに疲れていても立ち止まることすら許さないのです。これが非常にきつかった。

虫除けスプレー、できるだけコンパクトでかさばらないのを持っていく必要がある。
また、頭にかぶるネットもあったほうがいい。夏山ならではの問題です。



行動面での反省。
二日目朝の、夜露に濡れたハイマツ帯を行く時の服装。
雨が降っていなくても、朝一から下半身だけでもカッパを着るべきでした。
ちょっとくらい濡れても、と油断して、ズボンを濡らし、靴下を濡らし、靴の中に水たまりを作った。
そして足の皮がふやけ、マメができた。
下山時の苦しさの半分は、足のマメの痛みでした。

肌着、特に靴の中と靴下は絶対濡らすな。鉄則です。
もう一度自分に言い聞かせなくてはならない。

靴下を濡らしてしまい、前日の靴下を履く羽目になった。着替えはもうちょっと多めに持って行くべきでした。


最大の課題です。
ルート設定が甘かった。一日11時間半歩行は無理だった。
8時間以下に抑えたい。二泊以上なら、さらに抑える必要がある。

となれば、途中で泊まるしか選択肢はない。
反省の結果、もしもう一度同じルートをとるとしたら、二泊三日でしょう。


さて帰宅しての楽しみの一つなのですが、NHKの番組「にっぽん百名山」や「グレートトラバース」で紹介されていた山に登ったあとは、その録画を見なおすのです。

宝剣岳は百名山にも二百名山にも含まれていないので、「にっぽん百名山」では紹介されていませんが、甲斐駒ケ岳の回で立ち寄っていました。
では空木岳は?と言うと「にっぽん百名山」では、僕が下山してきたルート、ほぼそのまま登っていた。
あれだけ苦しんだ最後の下りは車で走ってましたねえ……そりゃそうだ。

前も書きましたが、空木岳は東側斜面と、北西側斜面とでまったく表情が違う。
別の山なんじゃないかと思うくらい違う。


さてグレートトラバース第一期では、百名山に含まれる空木岳は当然登っていました。
田中さんは僕の下山コースを登ってきて、僕の稜線ルートを逆走し、おなじ檜尾避難小屋で宿泊し、宝剣岳を登ってから木曽駒ヶ岳へ向かった。

でも不思議です。
この、景色もいいし雄大な眺めだし、ドラマチックなルートを、グレートトラバース番組内ではナレーションと資料映像だけでスルーしてしまい、空木岳手前からぽんと宝剣岳へシーンが飛んでいるのです。この稜線だけで15分とっていいくらいなのに。
なんかあったな…

予想ですが、宝剣岳の映像が、田中さん手持ちのカメラの映像しかないことから考えて、何らかの原因で映像がなかったのではないでしょうか?

というわけで、宝剣岳~檜尾岳~空木岳の大稜線の映像は、僕の中にしかないのです。



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by punto1150 | 2016-09-08 19:19 | 登山・ハイキング | Trackback | Comments(0)

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