富士山に(途中まで)登ってきました その3

下山を開始します。
この頃になると、下山者をちらほら見かけるようになった。
たぶん、早朝から登っていた人たちでしょう。
d0161702_20430247.jpg

七合目からは下山道が分岐します。
こんな、平たくて歩きやすい道に来たぞ?キャタピラの跡があるな?
d0161702_20430620.jpg







なんと、こんなのがやってきました。
山小屋へ資材や人を運ぶ車です。ブルドーザーを改造したような?外見ですね。
このキャタピラ車は、中学生の頃には見かけなかったけど……いつから運用されてるんだろう?
d0161702_20431016.jpg



ここからキャタピラ車の道と下山道は分岐します。
いわゆる砂走りになるのです……
場所は違えど、砂走りは中学生の頃のつらかった記憶がよみがえる。
d0161702_20432616.jpg


これが砂走り。
スキーのゲレンデくらいの傾斜角の道が、一直線に下へ向かう。
足元はザラザラふかふかの砂です。足首まで埋まる。
d0161702_20453766.jpg


キツイ……砂走りキツイ……

ずーっと、見える限りずーっと下まで砂走りがつづく。
一歩踏み出すごとにズルっと滑り、足が埋まる。歩きにくい。
d0161702_20454078.jpg


足首まで覆った靴ならまだしも、僕の今履いている靴はローカットのトレランシューズです。
スパッツで覆えば大丈夫だろうと思ったのが間違いで、この靴は土踏まずの凹みがなく、スパッツのストラップが引っかからない。スパッツが上にずれてくる。
すると靴の中へ砂と砂利がドバドバ入ってくる

ちょっと歩いては靴を脱いで砂を出す。
5,6回目でスパッツを直すのはもうあきらめた。
d0161702_20454441.jpg

登山靴を忘れたことを激しく後悔しながら、砂走りをひたすら下ります。
つらいのは足元だけじゃない。
乾燥したパサパサの砂が巻き上がり、猛烈にほこりっぽい。
汗で濡れた肌に砂ぼこりが張り付きます。
d0161702_20454701.jpg


下るにつれて気温が上がり始め、強い日差しが照りつける。
涼しいと予想して持ってきた水は1.5L。その水が切れた。

砂走りを下りながら思い出した言葉があります。
「富士山に一度も登らぬバカ、二度登るバカ」
江戸時代からある言葉です。

日本一の山、富士山に一回くらいは登っておけという意味と、あんなつらいことは二度とやるもんじゃないという意味。
下界の景色は良いけど、ずっと同じ方向、同じ景色しか見えない。
富士山の景色は殺風景でこれまた変化がない。登山としては、つまらないと言ってよい山なんですなw

2時間下って、ふたたび森林の中へ戻ってきました。
強い日差しがさえぎられ、すっと涼しくなる。道も砂走りではなくなる。
ほっと一息つける道です。
d0161702_20455078.jpg

14時半、駐車場まで戻ってきました。
4時間半で往復した。
1150m登り、そしてくだってきました。登りよりも下りがきつかったー。

ちゃんとした登山靴を履いていればちょっとはマシだったのでしょうが、それでも砂走りはつらいな。
この下山の砂走りは、この須走口のほか、吉田口、御殿場口もあり、唯一、富士宮口だけは砂走りがない。
もし仮に再び登るとしたら、富士宮口に登ろう。もちろん、ハイカットの登山靴をはいて。

ふもとの道の駅すばしりで、土ぼこりだらけの顔や手を洗いました。
ここで水分がぶ飲み、アイスクリームを食ってやっと復活。

予想外にきつい登山でしたが、まあ原因はわかっている。
まず、登山靴を忘れた。トレランシューズでは役不足だった。
水も少なかった。
予想じゃ「10℃くらいかな?」と思ってましたが、30℃近くあった。
水分消費が想定の倍あった。

日射しが猛烈に強かった。澄み切って乾燥した空気に、強烈な太陽。
帰宅したら、手の甲とうなじが真っ赤に日焼けしていました。

次回富士山にチャレンジするとしたら、まずしっかりした靴。
(用意してはあったのですが、忘れちゃ意味無いですね)
スパッツは必須。
水は2Lでも足りないかもしれない。
気温と紫外線に要注意です。



トラックバックURL : http://punto1150.exblog.jp/tb/23307921
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by Kachi at 2016-07-20 22:30 x
富士山の上でこんなキャタピラマシンがごろごろ動いてるとは驚きました。
富士山は雨と雪解けのために山体が徐々に削られていて、そのうちあの美しい円錐形が損なわれていくってどこかで読んだことがありますが、これもそれに拍車をかけそうですねぇ。
まあ世界遺産に登録されたくらいですから、それくらいは考えているのかな(;^_^A
ちょっと複雑な気分になりました。

私も一度登らないと(*^_^*)

Kachi//
Commented by punto1150 at 2016-07-22 18:37
Kachiさん
富士山じゃブルドーザーみたいのが走ってるよ、という情報は事前に得ていましたが、やっぱり3000mオーバーの高山の上をあんなのが走っていると「えっ」と思いますね。
何よりも、雰囲気が台無し。

山小屋の便利性を考えたらやめろとはいえませんが、せめて夜だけにするとか。ヘリコプターじゃ高く付くのかなあ?

特にがっかりしたのは、キャタピラ車専用の幅広い道が作ってあることです。
あれを見たら、僕なら世界遺産の指定はないな、と思いましたよ。とんでもない自然破壊です。
by punto1150 | 2016-07-19 20:49 | 登山・ハイキング | Trackback | Comments(2)

BMW R1150GSとBMW 320dで遊びに行く日記帳です


by punto1150