走行距離6万キロを越えたゴルフGTI。海外通販で調達したパーツをちょいちょいと交換してあげています。
プラグ、燃料フィルター、エンジンオイル等々……
今回は、6万キロ毎の交換が指定されているアクセサリーベルト(補機ベルト)を交換してやります。
ベルトはエンジンフードを開けると、前から向かって左側にある。
外にむき出しになってるベルトがアクセサリーベルトです。ちなみにタイミングベルトはカバーがかかっていて通常見えません。
アクセサリーベルトは、クランクシャフトプーリーからエアコンのコンプレッサー、オルタネーターを駆動しています。
ベルトテンショナーをいれて、4つのプーリーにかかっている。
そのプーリー全てにさわれるか、手が届くか確認してみたのですが……どうしてもクランクシャフトプーリーに手が届かない。
車体前部をジャッキアップするか?めんどうくさい。
しかたないので、車体右前だけをもちあげて、右前ホイールを外し、インナーフェンダーのビスをいくつか取り外して、その中にあるクランクシャフトプーリー触れるようにしました。
本来ならインナーフェンダーを外しちゃうのが見やすいのですが、そこまでする必要はなかった。
17ミリのスパナをベルトテンショナーの矢印の個所にかけて、手前に回すとテンショナーがゆるむ。
ゆるめた状態でテンショナーを固定するための穴が空いているのですが、なんとすぐわきにあるチャコールフィルターの箱がじゃまになって、そこへ棒を差し込めない。
しかたなく、3個のボルトを外してチャコールフィルターをずらしました。
この作業は、とにかくボルトが落っこちやすいし、外したボルトを元へ戻しにくい。僕は先端にマグネットの付いたパーツピッカーを使いましたが、手が入らなくて困ります。
下の画像の矢印のところに穴があいていて、スパナでテンショナーをゆるめてから穴に何かの棒(例によって僕は古い六角レンチを使いました)を差し込むと、テンショナーが緩んだ状態で固定されます。
そうしてから古いベルトをとりはずす。
新しいベルトはバンドー化学製です。日本のブランドですが、アメリカ製ですね。
しかし気がついた。
妙だぞ?
ベルトの長さがぜんぜん違う。
数ミリの違いならベルトが伸びたのかなと思いますが、こんなに違うんです。
気になってベルトにプリントされている型式番号を読んでみると、もともと車についていたほうが「6PK1054」なのに、海外通販で買った新しいベルトは「6PK950」なのです。
こんなに長さが違ったら、はまるはずがない。
おかしいな~
アメリカ仕様のゴルフはベルトの長さが違うのかなあ?
まさか、エアコン無しの仕様とかあるのかな?と思って
ECSのサイトを見てみたら、テンショナー合わせたセットの画像には、くっきり「6PK1054」の文字が写っている。
間違えて送ってきたな??
いずれにしても、新しいベルトは使えないので、古い方を元通り戻しました。
古いベルトをチェックしたのですが、まったくひび割れなどもなく、問題なかった。これならまだあと数万キロは楽勝でしょう。
6PK1054は別に珍しいベルトじゃないので、国内でも容易に入手できます。
そのうち買い直しましょう。アメリカに返品するのはめんどうくさすぎる。
ケチがつきましたが、次の作業へ移ります。