いちいちブログの記事にはしてませんが、月一回くらいのペースで映画を見に行くのがライフワーク。
一人で行くこともあれば、複数名で行くこともあり……
一人の時はたいてい朝から晩までシネプレにいて、映画のはしごをやるんですが、最近は一日5本とか見るのがきつくなり、多くて3本ですねえ。
最近見た中で印象に残ったのは、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」と新作「ゴジラ」ですね。
オール・ユー・ニード・イズ・キル。
面白かったです。楽しい2時間だった。
これはですねえ、私みたいにFPSゲーム(一人称視点の戦闘ゲーム)をやってる人間にとっては、特別な印象を受ける映画です。
FPSゲーマーでなくては出てこない発想だと思います。
ミッション失敗、死亡! → リスタート → 反省し、ちょっと進んでまた死亡 → リスタート。この流れはマルチプレイじゃなく、シングルプレイのFPSのミッションをやり込んでいる時に、毎度のように見る流れです。それをこの映画で見せてもらった。
同じミッションを繰り返しプレイし、同じ所で同じ敵に出会い、前回の失敗を活かして戦う。
どうしてもこの映画はタイムループものと捉えられてるんでしょうが、僕にはFPSゲームのシングルミッションを繰り返してる時の感覚が強かったですね。
最後の最後にはハッピーエンドなのがちょっと意外というか、やっぱりアメリカ映画だね、と安心しました。
でもね、この映画に限らないんですが、最近はやりの、画面を常に揺らせてわざとブレブレの画面にする手法、好きじゃないんですね。それだけが気に入らないところです。
別の日に「ゴジラ」も見ました。
これまた事前の情報は全く入れておらず、予告編すら見てません。
怪獣映画でした。現在作りうる最高の怪獣映画かも。
前作のハリウッド版ゴジラがモンスターパニック映画だったのに対し、これは完全に日本伝統の怪獣映画。
今40代50代の男性にとっては感涙モノ。
じらされてじらされて、ためにためて、ついにゴジラが姿を現すシーンではウルッと来ました。この焦らし方は初代ゴジラに似てる。
僕が子供の頃のゴジラシリーズ = 人類の味方?に近いゴジラ なんですよこれ。
怪獣でありながら人類と敵対せず(ものすごく迷惑ではありますが)自然のバランスを崩そうとする怪獣が出現すると海の中から現れるゴジラ。怪獣と戦い、海へ帰っていく。人間の存在なんて歯牙にもかけない。
キングギドラやラドンと戦っていた頃のゴジラなんです。
さらに初代ゴジラを彷彿とさせるシーンが随所に盛り込まれる。やっぱり怪獣来襲の時に電車に乗ってるのは死亡フラグなんですねえw
内容としては初代ゴジラ + 三大怪獣 みたいなプロット。実際、ラドン(というよりギャオス)みたいのが出てくるし。
また、現代の日本や世界の災害状況とかも実にうまく組み込まれていて、原発災害も津波も出てくる。飛行機がビルにぶち当たって崩壊するシーンもしっかり描く。あらゆるトラウマ災害映像がでてきます。
そして50年台の原爆実験も、実は○○だったんだよ!みたいなのが思わずニヤリとしてしまった。たぶん反核の人には腹立たしいアレンジでしょうが。
ハリウッド映画らしく、ハッピーエンド、円満解決で終わるのもなにかホッと出来ました。てっきりあの兄ちゃん、死んじゃうと思ってましたw
やっぱりゴジラは海から来て海へ戻る、ですね。
それにしても、映画館は子どもとその親で大変なにぎわいだったな。
ポケモン映画かな?プレーンズかな?
僕は小学校低学年から一人で映画館に来る子供だったので、親と一緒に映画を見た経験がほとんどありません。
なので、こっ恥ずかしい映画も平気で見られたんですよね。今の子は親の縛りが厳しいから、そういう映画は見られないのかな?
ちなみにこっ恥ずかしい映画ってのは、お色気シーンがあるようなの。
昔は3本立てとか普通でしたから、恐竜映画・アニメ・お色気映画の3本立てとかあったんですよ。
もったいないから全部見るのが子供時代からの僕のポリシーですw
あとですねえ、実は「アナと雪の女王」の吹き替え版も見たりして。
ゴールデンウィーク中に見たのは字幕版でしたが、職場でアナ雪大ファンに「吹き替え版見ないとダメ」って言われたので、そんなに違うのかいな?と思いつつ今まで来てしまった。
で、先月あらためて吹き替え版を見たんです。
たしかにずっと印象が良くなってましたね。歌のシーンは字幕で歌詞を追いかけなくて良い分、すっと入ってくる。
と、言ってもやっぱりミュージカル嫌いな僕にとっては……「歌のシーン全部普通のセリフにしたらもっと見やすいのに」とか思ってしまう。「アナ雪から歌を取ったら何が残るんじゃい」と突っ込まれそうですが。本当に子供向けの映画でした。
記録的大セールスというアナ雪ですが、やっぱり僕には合わないですね。
世間的には大好評の映画なのに、僕にはつまらなかった、って映画は他にもあるので、やっぱり映画は見てみないと何も言えないです。