GW後半のメインイベントは米海軍厚木航空基地の基地祭なのですが……
どうも前日から風邪を引いた。
当日朝になっても良くならず、どうしようか悩んでいました。
「前々から楽しみにしていたし、一年に一回だし、頑張っていくか」と気合を入れてうちを出たのですが…… やっぱり途中で具合悪くなってきた。
ツィッターをチェックしてみると、昼12時の段階で入場4時間待ちらしいという情報があり、無念の途中断念となりました。
せっかく家族に住民票まで用意してもらっていたのに、無駄になってしまった。
なぜこれほど行列が?なぜ住民票?
まず住民票ですが、基地入場の際に必要なんです。ほかにパスポートとか住基ネットカードとかでもいい。
要するに、本籍地を確認されるということです。
なので、入場時の身分確認&荷物検査がすごく厳しく、時間がかかるようになった。以前の厚木基地の開放時はスイスイ入れたのですが、急に厳しくなった。本籍を見られるということは、意図としては日本国籍以外はお断り、ってことなんでしょう。
何かあったのかな?
ご時世なので仕方ないといえばそうなのですが、せっかく基地まで来て、数時間並んで入れない、なんてことが発生してしまうのは残念無念。
以前のようにスッと入れるように戻してほしいものです。
さて、翌日しっかり休んで風邪を治し、家族サービスの買い物はなんとかこなすことができた。そして、その日の午後から半日スケジュールがあいた。
「半日でも一回くらいツーリング出るか」
と急遽出かけることに。
昼前から半日です、大して遠くへはいけないし、GWの渋滞が恐ろしい。
ならばリトルカブでショートツーリングだ。
行き先は、小田原。
カブの登攀力は弱々しく、山道には行きたくない。なのでどうしても海沿いになってしまう。
といっても最短コースの国道1号線を往復してもおもしろくありません。
内陸部を経由して、ちょっと変わったルートを取ってみましょう。
このルートは、東北大震災当日に海沿いの道が通れず、迂回したルートでもあるんです。
まずは平塚までは国道1号線を走っていきます。
GWなのでさぞかし大渋滞、とおもいきや、意外に空いています。
平塚の西端で内陸へ折れる。
起伏の多い、丘陵地帯へ入っていきます。リトルカブだと2速を多用するような坂道。
交通量はかなり少ない。かつて渋滞したのを見たことがないです。
竹林の多い場所で、あちこちたけのこが生えている… うーん、人の土地だし、取ったらまずいよね?
通るたびに気がつくこの建物。
建築会社の建物らしいのですが、人気がないし、ずっと単管の足場が組んだままだし、異様な外観です。
軍艦の艦橋みたい?
とても神奈川県内とは思えないような田園風景を走ります。
まだまだ神奈川県にも田舎は残ってます。
小田原市街に入りました。
今日はお祭りの日にあたったようです。
あちこちに神輿が練り歩いています。ひとつふたつじゃない、多数の神輿。
調べると、松原神社の例大祭で、市内の神輿がどっと集まってきているらしい。
氏子?の建物前で神輿が90度回転して道を塞ぐので、市街地は大渋滞。
でも、神様優先ですね。
ぼくにとって小田原グルメはゴーゴーカレー。
入ってみると、5月5日はゴーゴーカレーの日ってことで、多くのメニューが500円均一です。
小田原城にはたくさんのツツジが咲いています。
そして、「御感の藤」。
小田原城の南の外れにありますが、その名の由来は大正天皇の皇太子時代、この藤を見て感嘆された、というところから来ています。
関東大震災で破壊されるまで、小田原城内に御用邸があったんです。
いっとき老化が進み、花がつきにくくなり、枯れそうだったのですが、樹木医の助けを借りてここまで復活した。
この頃にはすっかり雨が降り出してしまい、ゴアジャケットを着ているとはいえ、あまり散歩に向かない陽気になってしまった。
帰りも内陸の道を走る予定でいましたが、そんな天気じゃなくなってしまい、国道1号線直帰ルートで帰りました。気温も下がってきて、GWとは思えない肌寒さでした。
あと……別の日に「アナ雪」も見に行ったんですがね、まあなんと申しましょうか、僕にはかなり厳しい映画でした。
冒頭からすっかりミュージカルで、ミュージカルが好きじゃない僕にとって、つらい映画でしたね。
「ディズニー映画」という厳しい規制の枠の中で、優秀な頭脳の人たちが会議を重ねて脚本を練り、ディズニーとしてふさわしくない要素をすっかり洗い落とす。そして高い技術の優秀なCGスタッフがきっちり仕事した、って感じ。
当り障りのない内容なので、子供でも安心して見られるのは長所か。裏を返せば、私みたいに心が汚れた大人が見て楽しめるものじゃなかったなあ。
僕にとってディズニー映画でもっともおもしろい作品は、「海底二万哩」と「ブラックホール」。特に後者は、DVDがないので見たくてたまらないんですよ。