DSGオイル交換しました その3

古いオイルを廃油処理箱へ移して、新しいオイルの量を計測する。DSGオイルは添加剤たっぷりなので、容器を振ってよく混ぜてから注ぎましょう。最初にこぼしてしまった分、エレメントにしみてる分とか、廃油パンに貼りついてる分とか、いろなロスを考えて、目分量で200ccくらい多めに入れてやります。テキトーです。
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ところで。
本来、DSGオイルの全量は7.2リットルあります。
つまり、2/3程度しか交換できない。トルコンATだってドレンから抜けてくるのはそんなものです。
神経質な人だと「全量交換しろ」ってショップに要求したりして困らせるものですけど、複雑怪奇なオイル流路を持つ現代のトランスミッションは、全量交換するには完全分解しか方法がないのです。エンジンオイルだって、全量は抜けてきませんしね。1割くらいは残ってしまうものです。




さて、シュノーケルパイプとドレンボルトをもとへ戻しました。
要注意!シュノーケルパイプは樹脂製です。締めつけトルクはわずか3Nm。締めていって、止まったところからほんのちょっと増し締めするくらいです。締め付け過ぎは即、破損につながる。ドレンホールの中で壊れてしまったら…目も当てられない。
そもそも、シュノーケルパイプは構造上ドレンボルトで押さえられているので、抜ける心配はありません。

ドレンボルトは45Nmで締め付ける。当然、トルクレンチは必須となります。カンで締め付けて良い場所じゃない。
ワッシャはフィルターについてきた新品。
あとはボルト回りをパーツクリーナーで掃除しておきます。

いよいよオイル注入です。
ここからはマニュアルにない、外人さんが独自に考えついた方法。
オイルフィルターの穴から注ぎこむのです。
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本来マニュアルに指定されている方法は、アダプターを下のドレンホールに接続し、そこからオイルを注入するという、摩訶不思議というか、何でそんな事考えついたの?ってなやり方。
アダプターが200ドル前後と高価な上、重力に逆らう意味不明な方法です。ドイツ人の考えることはわからん。ドイツじゃ下から上に液体を注ぐ、というのが普通なのか?ギアボックスにもう一個穴開ければいいだけじゃん…

まあいい、先に進めましょう。頭の柔らかいアメリカ人が考えついた方法です。

オイルフィルターハウジングはちょっと奥まった場所にある上、穴の内径が10ミリくらいしかない。たいていのロウトがささらない、小さな穴です。ストレートのロウトセットの、一番大きいのでは入らなかった。あふれたりした場合を考え、こんな方法を取りました。当たり前ですが、ロウトはたんねんにきれいにしてから。

またまた要注意!
正規のフィラー穴ではなく、オイルフィルターの穴です。穴が小さい上、複雑な通路をつたってオイルが落ちて行く。
本当にゆっくり、ゆーっくりとしかオイルが入っていかない
最低30~40分かかります。あらかじめ日に当ててオイルを温めておいたのが良かった、それなりにスムーズです。冬は大変な作業になりそう。

とにかくオイルをこぼさないよう、あふれさせないよう、細心の注意を払いつつ、じっくりと注いでいきます。
このDSGオイル、かなり粘度が低い。サラサラ、に近い感触ですので、ドロッとしたオイルを入れるよりは楽ですね。

40分近く同じ姿勢をとっていたせいで、もう腰…腰に来た…
動けないから蚊にさされ放題。汗で虫よけが流れて効果が切れた…

オイルを注ぎ終わったら、新しいフィルターエレメントを取り付けます。
ハウジングにあるOリングも交換。セットに含まれています。
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フィルターハウジングを20Nmで締め付け、垂れてしまったオイルを丁寧にぬぐいます。そして、パーツクリーナーをぶっかけて仕上げる。ケチケチせず、ドバーッと吹きつけてきれいにオイルを落とす。

ちょっと余談。画像に映っているのですが、DSGオイルのオイルクーラーは水冷です。エンジンから来るクーラントで冷やす。そのオイルクーラーがフィルターのすぐ手前に見えています。
そのクーラー、なんとKTM製なんですよ。あの、オーストリアのバイクメーカーの。メイドインオーストリア、と刻印されており、KTMのマークが貼られていた。面白いな、こんなパーツ作ってるんだ。

あとはバッテリーをもとに戻します。過去記事参照
エンジンをかけ、暖気しながらシフトレバーを動かし、オイルを行き渡らせる。R,N,Dを何度か往復させます。この間、時計やらパワーウインドウ、オーディオの設定をもとに戻す作業を済ませます。

異常ない。試走してみます。
正直、フィーリングは変わらないですねえ。若干、ほんのこころもちシフトショックが少なくなった気がしますが、何しろもともと超スムーズなミッションなので、よけいシフトショックが分からなくなった。これが交換の効果でしょうね。

やってみたら簡単至極、ごく普通のオイル交換作業でしたよ。単にオイルの入手が面倒なだけです。
これで秋のドライブは安心ですね。

2013年3月追加:
DSGオイルとフィルターは、現在国内での入手が楽になりました。ヤフオク、楽天で手に入ります。
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by punto1150 | 2012-09-15 18:32 | クルマ | Trackback | Comments(0)

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