岐阜・御嶽山ドライブツーリング その4
2012年 08月 22日
高遠に到着。時間も余裕あるし、城を見てまわるか。
まずは歴史博物館。「絵島の囲い屋敷」も復元されています。
絵島ってだれじゃい?
博物館の展示や屋敷を見てまわると、絵島騒動のことがよくわかってきた。
ちょっと前ドラマで話題になっていた、大奥で起きた事件なんですな。
詳しくはwikiでも見ていただくとして、博物館を離れて城を見に行きます。
高遠城は武田信玄のころから史料に現れてきた城郭で、明治維新まで存続していました。日本中の大半の城同様、明治維新と共に全て取り壊されました。
保科正之が城主だった時期もある。
高遠城はなんといっても桜の城。
桜の時期は周辺が大渋滞することでも知られていますなあ。その時期に観に来たことはないですが、冬に一回訪問しています。
城内は桜の木でいっぱい。夏だと単なる木なんですがw
高遠城に石垣は使われていません。中世城郭の姿を濃厚に残したまま。
と言っても城マニアに言わせれば不満がある。
桜の名所を強調するあまり、史跡としての整備がまるっきりなされていないに等しい。
せめて堀の中に建物作るなよ…草刈など、手入れをやってないのも不満。
本丸にはかつて城主の住まいがあったはずですが、礎石も何も見えない。
先に訪れた博物館でも、城の発掘調査の成果が目立たない。もうちょっと頑張って欲しいものです。
高遠をあとにし、杖突峠を越えます。
このときはまだ、エアコン無しで耐えられる陽気でした。
しかし甲府盆地!
すでに15時を回っているのに、気温37度!!
エアコンを止めては死んでしまうw
私は決してエアコン苦手とかじゃなく、むしろ好きなのですが、カーエアコンは別。
エアコンONとともに重たくなるエンジン回転。あれが大嫌いです。
どんなに良いエンジンでも、エアコンのコンプレッサーが動作するとともにかったるいエンジンに変わり果てる。
500馬力くらいあったら違うんでしょうがwたかだか200馬力のゴルフGTIではエアコンを消して走りたいのです。
でも甲府盆地の殺人的暑さには耐えられなかった。
ガーっとエアコンの冷風を浴びながら、盆地を一刻でも早く脱出するため、国道52号に入って南下。
精進湖、山中湖を経て、足柄峠を上ります。
箱根じゃなくて足柄なのは、夕日の富士山が見えるかな?と期待したんです。
しかしだめだった。あいにく雲と霧が出て、足柄峠からは何も見えませんでした。
足柄峠から神奈川県へ下って行くにつれ、またまたぐわっと蒸し暑くなる。
峠の東西でこうも湿度が違うのか…御殿場や裾野の住人がうらやましい。
総走行距離は740キロ。平均燃費は13.8km/Lでした。