ゴルフのエンジンオイル交換 その2
2012年 07月 11日
アンダーガードを外したのは、この作業があるから。
エンジン前方にあるこれがオイルフィルターのハウジング。ラジエーター・インタークーラーのすぐ後ろです。
まず、ダストカバーを回して外します。固い場合はプライヤを使いますが、プラスチックのパーツなのでくれぐれも力加減は気をつけて。
ダストカバーを外すと、中にオレンジ色のバルブがあります。ここをドライバーなどで押すと、ハウジング内のオイルが流れ落ちてくる。これをやっておかないと、ハウジングを外したときに中のオイルがドバーっとこぼれます。
オイルフィルターハウジングを外すには、36ミリというでかいサイズのソケットが必要。
あまり一般的サイズじゃないのですが、なぜかもっていた…R1150に使ったっけか?
外れてきたオイルフィルター&ハウジング。
気をつけてましたが、オイルがドバっとこぼれてもうた…オイルが抜けきれてなかったようです。顔にかからなくてよかった。
ヤフオクで買っておいたオイルフィルター。ドイツ製互換品、Oリング付きで一個1000円くらいでした。
フィルターとOリングを交換。
フィルターハウジングの締めつけトルクは25Nm。樹脂パーツなので過大なトルクは禁物です。ゆっくり、丁寧に手で締めこんでいき、最後にトルクレンチを使う。強引に回すのは絶対駄目。
ドレンボルトの締めつけトルクは30Nm。新しいアルミワッシャを使います。
フィルターともども、パーツクリーナーで周辺をきれいに洗います。
あとはアンダーガードを取り付け、車体を水平にして(私の車庫は傾いているので、ウマをかませた状態で車体が水平に近くなるのです)オイルを注ぎます。
使用したオイルはバイクと共通、モービル1の5W-40。信頼のブランドです。
肝心のオイル量ですが、一応指定の数値はあります。全量で4.6Lが指定。オイル交換時、フィルター交換時の数値は記載されていない。数字よりも実測値を見ましょうってことなんだろうな。
3リットルくらいダーッと注いで、あとはレベルゲージを抜き差ししながらちょろちょろ足していく。いれ過ぎもダメなので、最後のほうは慎重に。
構造上、オイルフィルターハウジングにあらかじめオイルを満たしておくことが出来ない。
その容積分、オイルが足りなくなるので、ゲージ上限いっぱいにオイルを入れておき、一回エンジンをかけてオイルを回してやります。
エンジンを止めてしばらく置いて、ふたたびゲージを抜いてオイル量をチェック。これでOKです。
ウマを外して、作業完了。
総作業時間は1時間30分。
思ったより簡単で、なにより寝板のおかげでスムーズ&スピーディかつ怖くなかった。
やっぱり作業効率は道具次第ですねえ。