MHR LS2 ESPRITの冬季インプレッション
2012年 04月 26日
去年秋に買った、内蔵バイザーつきヘルメット。
一冬使用しての印象を簡単に書いてみます。
寒い日、シールドは曇りやすい。
というのも、アゴにカバーがあって、密閉性が高いのです。言い換えると、換気性が悪い。
吐いた息が下へ抜けにくく、中にこもりやすい。
誤解を避けるために書くと、シールド自体の曇りやすさは普通。アライショウエイとかわりない。
ただ、シールド閉めっぱなしだと曇りが取れにくいのです。
アライショウエイの標準的モデルだと、停止時に曇ってしまっても、走りだせばスッと曇りが取れていくのに、このヘルメットはなかなか曇りが取れない。ヘルメット内の空気が入れ替わりにくい。
で、シールドをちょこっと開けて走るわけです。
ここからは長所。
アライショウエイの場合、シールドちょい開けで冬場走ると、顔面や目に冷たい風がモロに当たって寒い。
ところがこのLS2は、あまり風が当たらないのです。ちょい開けで走りやすい。
鼻まわりのカバーの設計がいいのでしょう。
欠点は長所でおぎなわれているかんじです。
また、換気を悪くしているアゴカバーのおかげで、アゴが冷たくない。
暖かいヘルメットと言えます。
さて、最近暖かくなってきたので、ヘルメットのトップと口のところにあるエアインテークを開けて走行してみました。
風切り音は、全くと言っていいほどない。
アライショウエイではエアインテークを開けると「ゴーッ」という激しい風切り音が発生しましたが、これは良く出来てますね。
ただし、横風を受けたり、顔を横に向けると「ピュー」という音が発生することがあります。横向き状態までは対応してないようです。
換気性はどうか。
まだ暑い、って気温じゃないので、ヘルメット内が蒸して困ることがない。空気が入れ替わってるのか、よくわからない。なので、換気の状態はまだ不明。今年夏ですね、わかるのは。