R1150GSのフューエルフィルター交換その1

暇な休日はバイクに乗るか、バイクをいじるかの私ですが、殺人的猛暑の下、どっちもできない状況が続いていた。
やっと涼しくなった先週末、午後のひととき、バイクいじりを再開。

R1150のフューエルフィルターは、4万キロごとの交換が指定されています。
すでに交換時期を1000キロほど超えてますので、2サイクル目の交換作業をやっておくことにしました。
必要パーツはすべてMOTO-binsで買いそろえてある。

まずはタンクから燃料を抜きます。燃料計表示がバー4本でしたが、5リットルくらい?しか出てこなかった。
ホースを抜いて、スチール缶に燃料を移します。このバイクは燃料ホースが2本ありますが、どっちでもいいみたいです。
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タンクを取りはずし、柔らかいシートの上にそっと置きます。このあと、ごろごろタンクを転がしますので、傷がつくのを防がなくてはならない。この時点で、まだタンク内に燃料が残っている。
どうもこの燃料タンク、あまりよい設計ではないのか、ホースから抜ききったあとも相当ガソリンが残ってます。たぶん1~2リットルは抜ききれずに残る。
出先でガス欠でも起こしたら、この数リットルが使えないで残ってしまうわけです。
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タンク裏側の円盤状のパーツを外します。円盤の裏には燃料ポンプ、燃料フィルターなどが取り付けられている。6本のボルトを外して、そっと引き出すと、2本の細いホースがつながっている。ブリーザーホースです。
この2本のホースのクランプはなかなか手強いので、焦らず引き抜きます。
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取り外した燃料ポンプ一式。燃料計のセンサーは、かなり細かい配線やパーツで構成されていますので、工具が滑って壊したりしないよう、細心の注意が必要。
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国内のガソリンを使ってる分には、4万キロでフィルター交換なんて必要なのか疑問なのですが、フィルターを抜いてみたら中からこんなに黒い粒子が。フィルターはちゃんと働いているようです。
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これがフューエルフィルター。
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気が利かないことに、この燃料ポンプ周りのホースクランプは、すべてカシメ式。再利用できないタイプです。いちいち新品のクランプを買うのはばからしいので、ネジを締めこむタイプのクランプに交換します。MOTO-binsやMotorworksで扱ってますが、別にステンレス製で内径が合ってれば何でもいいんじゃないでしょうか。合計8コ使用します。ホースの外径は測ってませんが、タンクの内外ともに一緒です。外のホースで径をはかればOK。
カシメ式のクランプは、ペンチでコジってゆるめます。再利用できないので、壊してもかまわないでしょう。
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フィルターだけでなく、ホースもすべて交換します。
ホースはゴム製ですし、経年劣化は避けられない。このバイクも10年ですし、ゴムパーツは気がついたところから交換していくつもり。
トラブルの事例として、燃料タンク内のホースが劣化して燃料漏れを起こすと、エンジン不調(燃圧低下)になります。ガソリンの中へガソリンが漏れているので、気がつきにくいのです。タンクの外側でガソリン漏れたらすぐ気がつきますね。

燃料用の高圧ホースは、ディーラーでもMOTO-binsやMotorworksでも、1メートル単位の切り売りです。現物あわせでカットしながら使います。
1メートルしか用意してないので、ちょっとびくびく。間に合うといいけど。

燃料ポンプのほうのホースは、どうやってポンプを外すのか(というよりストレーナーをどうやって外すのか)がいまいち分からず、とりあえずホースをカットして取り外しました。マニュアルを見た限りじゃ、ただ引っ張って外すみたいに見えるんですが、どーも不安です。
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問題はどうやってホースを取り付けるか。クリアランスが狭すぎて、たとえゴムパーツといえども強引にはめられない。
そこで思いついたのが、いったんホースを片方にぐっと寄せて押し込んで、その後にポンプへ差し込む方法。これなら簡単だ。我ながら頭いい~。
写真で右の方へずーっとホースを押し込み、しかる後にポンプ側へずらすのです。
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無事交換できたホースとクランプ。
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長くなったので、続く。
Commented by makkuroGS at 2010-09-25 12:32
二回目のフィルター交換…自分のGSも、もうすぐ80000Kmなので部品の調達に掛かろうかと思っています。

燃料ポンプも変えておきたいんですよね~。
突然動か無くなる前に作動音に変化がみられると思うのですが、これだけの手間を掛けるのですからねf^_^;
交換後、フューエルゲージが満タン表示しないことがあるそうです。
キャップからユニットまでのホースのねじれ曲がりなので、ゲージの浮きが当たるみたいです。
自分のは…この症状のまま乗ってますけど…。
Commented by punto1150 at 2010-09-25 15:27
燃料ポンプはMOTO-binsだと15000円くらいで買えますよ。ディーラーからだと34000円くらいだったかな?
私は当面異常ないので、そのまま使うことにしました。次のフィルター交換の時はポンプも交換しようと思ってます。

実は今日、またタンクをおろしてばらしてました。燃料ゲージのフロートが干渉してないか、確認するのを忘れていたので。案の定、ちょっと干渉していたので、フローをと削っておきました。燃料残量センサーはすごく細かいパーツがむき出しで、すぐ壊れそうに見えました。
Commented by 生姜 at 2011-10-31 18:46 x
フューエルフィルターの交換にトライしているんですが、タンク内のブリーザーホースは、タンクキャップの方につながっていて、引き抜くことはできないんですかね? カシメを外して抜くしかないのでしょうか?
すいませんが、アドバイスお願いします~
Commented by punto1150 at 2011-11-01 19:05
そのとおり、タンク内のブリーザーホースはタンクキャップにつながっています。タンクキャップを外して、ホースを抜くしか無いと思います。ブリーザーの方は手を付けてないのでなんとも言えないのですが、たぶん強引に引っ張らないほうがいいと思います。万が一ホースがちぎれたりしたら、目も当てられないですから。ちゃんとタンクキャップを外して、カシメも外すのをおすすめします。
by punto1150 | 2010-09-25 08:41 | BMW R1150GS | Comments(4)

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